クラブヘッドの特徴を知ると分かる!寄せ1の確率が上がるウェッジの使い方【ゴルフ】
寄せ1(ヨセワン)の確率
グリーンの近くまできたら、寄せて1パットの計2打で上がる“寄せ1(ヨセワン)”が理想だ。しかし、多くのゴルファーの寄せ1率はあまり高くない。ピンまで30ヤード地点から、50%程の確率で寄せ1を成功させ、計4打になることはあまりないツアー選手に対して、平均スコア100以上のゴルファーは寄せ1の確率よりも計4打(以上)になる確率の方が高いようだ。
寄せ1率を上げるためには、もちろん技術力向上が重要だが、クラブ選びもポイントになる。ウェッジによって異なる特徴を把握し生かすことができると、ミスが減り距離を合わせやすくなる。
ソールの特徴
バウンス角
ソールのでっぱりをバウンスといい、それを角度で示したものがバウンス角。この値が大きいほど、ソールがすべりやすくダフりに強くなる。バウンス角が大きいウェッジを使うとショートゲームが易しくなるのだ。
ただ、バウンス角が大きくなると、フェースを開くロブショットが打ちにくくなる。フェースを開くとバウンスがより効くようになり、リーディングエッジが大きく浮いてしまうからだ。薄い芝や地面が固いライなどでは、大きな角度のバウンスは邪魔になる場合がある。
このため、ライに応じていろいろなテクニックを駆使したいツアー選手は、バウンス角が小さいものを使用する傾向にある。
ソール形状
バウンス角以外の点でもソール形状はさまざまだ。幅が広いものや狭いもの、トレーディングエッジ側を大きく削ったものなどもある。
幅が広いほど、ソールがすべりやすい。バウンス角が大きく幅が広いウェッジは“とても易しいウェッジ”となる。
トレーディングエッジ側を大きく削るほど、フェースを開いてもバウンスが邪魔にならない。このようなウェッジは“ライに関係なくテクニックを駆使できるウェッジ”となる。
トレーディングエッジ:ソールのバックフェース側の角
一般ゴルファーにおすすめのソール
小さいバウンス角やトレーディングエッジ側の削りを大きくしたものは、基本的にはプロのレベルの技量があるゴルファー向けのものとした方が良いだろう。一般ゴルファーにスコアメイクの点でおすすめなのは、幅が広くバウンス角が大きめのものだ。
正しくウェッジを選ぶことができると、グリーン周りから寄せ1率が上がり、4打以上かかる確率が下がりやすくなる。いま一度、使っているウェッジの特徴の確認をしてみてはどうだろうか。
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