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人は、人を2種類に分けて見ます。それは、非常に興味深い習性です。

竹内成彦心理カウンセラー(公認心理師)

こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。


今日のテーマは、「人は、人を2種類に分けて見ます」です。

人は、人を2種類に分けて見る習性を持っています。
「男か、女か?」「年上か、年下か?」「日本人か、外国人か?」「背の高い人か、低い人か?」「痩せている人か、太っている人か?」等々。

人口で1番多いお母さんタイプ(エニアグラムでいうところのタイプ2)は、人を「好きか、嫌いか?」で見ることが多いです。「そんなの当たり前じゃないか?」とおっしゃる人もいるかと思いますが、そうとは限りません。「マジョリティであるお母さんタイプだからこそ、人を『好きか嫌いか?』で見ることが多い」というわけです。
で、何をもって「好きか、嫌いか?」決めるのは、人それぞれで違います。このそれぞれの判断基準は、生まれつき性格ではなく、生まれてから作られた性格=後天性格 で決まります。

その他、お母さんタイプは、人を「自分より格上か、格下か?」で見ることが多いです。何をもって「格上か、格下か?」判断するのは、育った環境で決まります。それは、「家柄なのか?」「学歴なのか?」「社会的地位なのか?」「年収なのか?」「喧嘩が強そうなのか?」「美人でスタイルがいいのか?」等、判断基準はいろいろです。

お母さんタイプは、精神状態が成長方向にいると、格上の相手には、礼儀正しく敬いながら接することが多いです。そして格下の相手には、お世話を焼こうとすることが多いです。

お母さんタイプは、精神状態が後退方向にいると、格上の相手には、媚びへつらうことが多いです。そして格下の相手には、攻撃を仕掛けることが多いです。

世の中に1番少ないお父さんタイプ(エニアグラムでいうところのタイプ8)は、人を「敵か味方か?」で見ることが多いと言われています。このあたり、お父さんタイプの世界観は、本当に凄いなと思います。

私(竹内成彦)は、末っ子タイプ(エニアグラムでいうところのタイプ4)なので、人を「わかり合える人か、どうか?」で見ています。よって私は、「この人とは、わかりあえないなあ」と思ってしまうと、心を閉ざし気味にしがちです。このあたりは、私の特徴なのですが、短所と言っていいかもしれません。だから私は、議論をするのが好きじゃありません。言ってもわからなそうな相手には、すぐに意見を引っ込めることが多いです。

※ エニアグラムは、有名な生まれつき性格を診断するツールですが、流派によっていろいろ違います。「タイプ1から9まで、同じ数だけ人がいる」と考えているグループもあれば、私のように「タイプ1から9まで、人の数が違う」と考えているグループもある…ということです。

お母さんタイプ、お父さんタイプという名称は、キャラ診断アドバイザーの診断によって判定されるタイプ名です。

あなたは、人をどのようにして見ていますか?
そして今、あなたの精神状態は、成長方向にいますか?


今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。

      この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

心理カウンセラー(公認心理師)

1960年、愛知県名古屋市で生まれ育つ。1997年06月、地元愛知でプロのカウンセラーとして独立開業を果たす。カウンセリングルーム「心の相談室with」名古屋 の室長。臨床歴25年、臨床数15,000件を超える。講演・研修回数は800回、聴講者は10万人を超える。【上手に「自分の気持ち」を出す方法】など、電子書籍を含め、20数冊の本を出版している。カウンセリング講座などを開催し、カウンセラーを育てることにも精力を尽くしている。

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