ママのハッピーをつくるお手伝いをする、子育て支援サークル「のあ」とは？

子育て支援サークル「のあ」は、代表のみーこさんと副代表のみどりさんのお二人が運営されている「ママが主役」の子育て支援サークルです。

「ママのハッピーをつくる」をコンセプトに毎月第2木曜日に「のあ」は活動しています。

女性は結婚して母親になると家庭や育児が優先になり、自分のやりたいことや時間を後回しにしがちです。

しかも、専業主婦になるとますます人との交流がなかったり、悩みや話を聞いてほしいと思っても、相手を見つけることが難しいのではないでしょうか。

いろんなママたちと話したい。たまにはいろんなことを忘れて楽しみたい。

子育て支援サークル「のあ」は、そんなママたちの交流の場となっています。

私が取材でお邪魔した時は、「何でも質問ボックスの日」。

みんなで普段気になることを話し合う日でした。

おすすめの本は何かとか、大きくなっていく子どもさんとの距離の取り方や、キャベツは切ってから洗うのか、洗ってから切るのか。

家庭内の真剣な悩みなど、質問内容は自分の趣味から家庭内のことまで多種多様な内容ばかり。

だけど全員で思いを共有しあえる素敵な場所でした。

結成

数年前まで福田地区には、子育て支援センターがありませんでした。

みーこさんは子どもさんが保育園に上がる前までは、とにかくたくさんの子育て支援サークルに出掛けて、子育ての悩みや思いなど、いろんな話を誰かと共有したいと思い通われていたそうです。

ある日「福田地区に子育て支援センターができるみたいよ」と情報が入り、できるのを期待しましたが、結局場所の問題で子育て支援センターの話が流れたそうです。

だったら、「私が作ればいいじゃん」と思ったみーこさん。

しかし、子育て支援センターをつくるには団体としての実績を積まないといけないとアドバイスをもらいました。

その言葉を聞いた時に「一緒に活動していくのなら、みどりさんがいい」と思い、すぐに連絡したといいます。

みどりさんとはよく色んな子育てイベントで会う顔見知り程度の仲。

だけど、みーこさんは人として、みどりさんが気に入っていました。

「団体を立ち上げるなら、絶対みどりさんとやりたい！」と強く思ったといいます。

そんなみどりさんも、子育てされる中で色んな思いを抱えられており、夜寝れないほどに悩まれていた時期もあったといいます。

「将来、子育て中のお母さんたちが集まって、いろいろな話ができる場をつくれたらいいな。」となんとなくそんな思いがあったといいます。

そんな時に、みーこさんからお誘いの電話があり、「面白そう！」と即答されました。

そして、2020年6月に子育て支援サークルを結成。

立ち上げてからすぐご縁があり、子育て支援ネットワーク連絡会に加入しました。

子育て支援ネットワーク連絡会とは、長崎市を中心に活動している子育て支援団体のためのコミュニティです。

そこへすぐに参加し、先輩方からコロナ禍での団体の運営の仕方や対策を教えてもらいながら、2020年8月第2木曜日に活動が本格的にスタート。そこから現在まで休まずに活動されています。

ママが主役！「のあ」の活動内容とは？

「のあ」の活動内容はさまざまです。

企画の基準は、メンバーの皆さんからイベント終わりにもらうアンケート内容を参考にきめているそうです。大切にしているのは、運営のお二人が「これは楽しい！」「これはやりたい」と思ったこと。自分たちが本心で楽しめるからこそ、イベントが充実したものになると考え、義務感でやることがないようにしているといいます。

子育ておしゃべり会を中心に、子育て関係の勉強会、講座やワークショップなどを開催しています。

夏休みは子どもたち中心のイベント、12月は大人だけの本気のクリスマス会など、楽しいイベントが盛りだくさんです。

12月のクリスマス会は、もちろんママたちが主役です。

本気でゲームを楽しんだり、自分自身に向けた手紙を書いてきて、発表したりと毎年大好評なんだとか。

講座やワークショップは外部から講師を招くこともあるのですが、なんと参加者のママさんが講師になられることもあるといいます。

参加されるママさんの中にも色んな資格など持っている方やご自身が活動されている方もおられ、その方に講師になってもらって、楽しくためになるワークショップを心がけているそうです。そんなママさん講師のワークショップに参加され、感銘を受けて、新たに資格を取られたママさんもおられます。

「のあ」はただ集まる場で終わらず、誰かに影響を与え、またそこから新たな広がりをもみせているのです。

「のあ」が目指しているもの

子育て中のママが気軽に集まり、この時間だけは自分の為に時間を使い楽しめる場、ホッと一息ついて笑顔になれる場、ママ同士が繋がって共に高め合える場、そんなママたちの居場所となることを目指して活動されている「のあ」。

取材中、「ママが笑顔で過ごすことが、子どもにとって最高の教育であり、家庭円満に繋がる。つまりは世界平和に繋がる！！」と言われていたのが印象的でした。

そんな思いで現在まで活動を続けた結果、いつもは参加者であるメンバーの方が、ワークショップや講演会の講師に初挑戦するなど、「のあ」がママたちの新たな一歩や自立を応 援する場所にもなっています。

誰かの挑戦が刺激となり、また他の誰かの新たな挑戦を生む。

そんなプラスの拡がりが見られる場所ともなっています。

まとめ

「のあ」に参加されているママたちは、とても楽しそうな印象でした。

でもただ、「楽しい」だけではなく、家庭や子育てのことで悩んでる人がいたら、話せる雰囲気をつくり、思いを出し合って一緒に悩んで、みんなで気持ちや悩みを「共有」していき、それぞれが、それぞれのママたちを応援し合っている印象がありました。

これはまさに運営する二人の思いが影響しているんだと思います。

集団では話せない方のために、6月からは個別での対応もされています。

気になられたらぜひ、一度お問い合わせしてみてください。