WBCスーパーミドル級2位が今年4度目のリングへ
2024年のシンコ・デ・メヨ週末に催されたメキシコ人対決で、サウル・"カネロ"・アルバレスの持つWBA/WBC/IBF/WBO統一スーパーミドル級タイトルに挑んだハイメ・ムンギア(28)。元WBOスーパーウエルター級王者であるチャレンジャーは、第4ラウンドにダウンを喫し、0-3の判定で敗れた。
その4カ月後、ムンギアは無敗のファイターだったエリック・バジニャンを相手に再起し、10回KO勝ち。来たる12月14日の土曜日に、故郷メキシコ・ティファナのエスタディオ・カリエンテで行われる10ラウンドで無敗のフランス人ファイター、ブルーノ・スーレースと対戦する。
スーレースの戦績は、25勝(4KO)無敗2分。26歳のフランス人ファイターは今回、初めて母国を離れて戦う。
目下、44勝(35KO)1敗のムンギアにとってスーレース戦は、2024年になってから4戦目だ。ハイペースでリングに上がり続けている。今年の1月、このスーパーミドル級のメキシカンスターは、元世界タイトル挑戦者であるジョン・ライダーに9ラウンドKO勝ちを収めた。
そして、5月に同胞であるカネロ・アルバレス戦をこなした。黒星となりはしたが、28歳の彼にとってカネロは、少年時代からのアイドル。負けを肥やしに出来そうな気配だ。現在、WBCスーパーミドル級2位、WBAとWBOで3位、IBF5位にランクされている。
ムンギアは言う。
「ティファナのリングに戻れることが、とても嬉しい。今年はハードワークを重ねてきたし、素晴らしい戦いの連続だった。自分に前進するモチベーションを与えてもらった。ティファナの皆さんに素晴らしいボクシングを味わって頂き、素敵な夜を贈りたい。いつもそばにいてサポートしてくれるすべての人に、心から感謝している。簡単な戦いではないだろうが、我々は必ず頂点に立つと信じている。ビバ・メキシコ、ビバ・ティファナ!」
同ファイトを手掛けるのはTop Rankであり、ESPNプラスで放送される。KO率の低さ、そして1年間ブランクを作っている点から、ボブ・アラムがスーレースをムンギアの「安牌」として選んだことが分かる。
さて師走のファイトはメキシカン・ファンを燃え上がらせるか。