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著名人の災害支援を「偽善、売名」と否定する声に、僕は「違う」と言いたい。

秋元祥治やろまい代表取締役/武蔵野大学EMC教授/オカビズ

東日本大震災、熊本地震、豪雨…日本はいろんな自然災害が多い国だという。

間違いなく、地震に関していえばそうだろう。神様がいるのなら、なぜこんなことをするのだろう…と思わずにいられない。

ロックバンドGLAYのTERUが21日、芸能人による被災地支援活動を「売名」呼ばわりするネット世論に対してツイッターで釘を刺した。

熊本地震発生後、ライブやSNSを通じて様々な支援活動を展開してきたTERU。5月下旬、6月上旬と自ら被災地へ足を運び、炊き出しなどに従事してきた。

芸能人による支援活動は震災発生直後からネット上で、「売名」「人気取り」を指摘されることもあった。

出典:Yahoo!ニュース TERU、被災地支援に対する中傷に釘 「自分の目で見て」

「4月24日、中居は熊本県にお忍びで訪問。身分を隠したまま小学校で炊き出しボランティアを行いました。黒のニット帽にサングラスとマスクを着用し、仲間と一緒にチャーハンを作ったそうです。正体を隠したのは東日本大震災の時の教訓があるのかもしれません。あの時、中居は被災地を訪れ携帯ゲーム機を配ったのですが、その分配を巡ってトラブルになっています。今回は無用なトラブルを避けたのでしょう。ところが、やはりスーパースターのオーラは隠しきれなかったのか、すぐに正体がバレてしまいました。それからは国民的アイドルとしてふれあい、被災者は大喜びでした」

それがネットでは「バレることまで見越した凝った売名行為だ」「隠し通せると思っているなんておかしい」「最初から中居正広として訪問すればいいのに」と叩かれまくっている

出典:アサ芸プラス:中居正広、熊本ボランティアでの不自然な叩かれ方に“陰謀論”も浮上!?

SNS上や、例えばニュースサイトのコメント欄には偽善だとか売名行為だとかいう言葉が、随分と書かれていますよね。いや、ま、ああいうの書く人ってどんなときも文句書く人だから、相手しなきゃいいのかもしれない。けえど、やはり思うのです。

大事なことは、

その支援をしたほうが困難を前にする人々にとって良いのか、それともそうでないのか。

それだけで判断されればよいと思うんです。

有名人に限らず、ボランティアに参加する人の動機は人それぞれでしょ。

そこに私的な思いが含まれていようがいまいが、困る人々にとってプラスとなることであれば大いに歓迎したらいいじゃないでしょうか。もちろん、その中には売名を意図している人がいたとしてもです。

だって、そもそも「人の為す善」と書いて、「偽善」と書く。

そして、例えメッキでも何度も何度も塗り重ねれば無垢となる。

「偽善とか売名と言われることもあると思いますが…」

と聞かれた杉さんが、

「ああ、偽善で売名ですよ。偽善のために今まで数十億を自腹で使ってきたんです。私のことをそういうふうにおっしゃる方々もぜひ自腹で数十億出して名前を売ったらいいですよ」

と答えた語録が「男前」と評価され、改めて拡散しているそうです。

出典:MAG2NEWS:「偽善で売名ですよ」杉良太郎の復興支援インタビューが男前すぎる

いかなる理由だって、始めた人が偉い。行動している人がかっこいい。

ぼくはそう思います。ニュース記事を見て思いました。

秋元祥治

NPO法人G-net代表理事・滋賀大学客員准教授・OKa-Bizセンター長

ではでは。

やろまい代表取締役/武蔵野大学EMC教授/オカビズ

01年より、人材をテーマにした地域活性に取り組むG-netを創業し03年法人化。現在理事。13年オカビズセンター長に就任。開設9年で約3300社・2万2千件超の来訪相談が押し寄せ、相談は1ヶ月待ちに。お金をかけずに売上がアップすると評判で「行列のできる中小企業相談所」と呼ばれている。2022年より武蔵野大学アントレプレナーシップ学部教授に就任。内閣府・女性のチャレンジ支援賞、ものづくり日本大賞優秀賞、ニッポン新事業創出大賞・支援部門特別賞ほか。内閣府「地域活性化伝道師」等、公職も。著作「20代に伝えたい50のこと」、KBS京都「KyobizX」・ZIP-FM「ハイモニ」コーナーレギュラーも。

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