美味しい背徳感!出来立てサクふわのあんバターは「榮太樓総本舗」さんにて秋冬人気の限定和スイーツ
塩×糖×脂。こちらの三拍子が揃ったものは美味しい。中華料理、焼き肉とビールなどなど、いずれも食べすぎは体に良いとは言えないものばかりですが、心もお腹も満たされるなぁとつくづく実感致します。
甘い物も同様。私がご紹介させていただいている和菓子にそんな組み合わせあるの?思う方、あるのですそれが。そう、あんバターというコンビネーションが。
パン屋さんのあんバター、洋菓子屋さんのあんバターと色々タイプはございますが、今回ご紹介するのは都内を代表する老舗和菓子屋さんのひとつ「榮太樓総本舗」さんのあんバター。しかもこちらは常温販売されているものではなく、日本橋の本店に併設されているカフェスペースでのみ頂くことができる秋冬の限定品。ショッピングのついでや観光の際にぜひとも訪れてほしいお店です。
今回は榮太樓総本舗さんの喫茶限定品「日本橋どらやきもちバター」をご紹介。
どら焼きの皮+つぶし餡+お餅+バター…役者ぞろいとはまさにこのことではないでしょうか。
スチームトースターで温められたどら焼きの皮は、上の皮はサクふわ、下の皮はしっとりとした全く異なる食感というのも新しい。皮はカステラやホットケーキのようにしっかりをした甘味や香ばしさを兼ね備えており、榮太樓総本舗さんの小豆の皮の歯ざわりや小豆のほっこりとした旨味がストレートに口内に広がるつぶし餡との相性も抜群。また、榮太樓総本舗さんの代名詞ともいえる歯応えと歯切れに富んだマンゲツモチのお餅は、温められることによりややふんわりとした表情を宿して。
そしてなんといっても外せないのが、カルピスバター。じゅわり、とあんこに染みていく部分もあれば、仄かに固さを保った部分も残されており、軽やかかつ澄んだまろやかさや塩気が、なんの違和感もなくさらりと舌を撫でていく感覚は得も言われぬ贅沢さ。
ひとつひとつのパーツがしっかりとした個性と持ち味を確立しているからこそ、奇をてらっているわけではないのに出来立てならではのエンターテイメント性に富んだ「和スイーツ」として、冷え込みが厳しくなってきた今日この頃のお腹も心も満たしてくれる粋な花形なのでしょう。
珈琲は鉄板ですが、ここはひとつセットの温かい狭山茶と一緒に召し上がるのがおすすめです。
<榮太樓總本鋪本店・E-chaya>
公式サイト(外部リンク)
東京都中央区日本橋1-2-5
03-3271-7785
10時~18時(喫茶は8時~ L.o.16時30分)
定休日 日曜日