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あまり利用されていないけれど美味しい野草コウゾリナを食べてみよう

健啖隊ブラックバスを釣って食う の草分け系YouTuber

コウゾリナってどんな植物?

コウゾリナはキク科の多年草で道端や草地などに普通に見られる雑草です。

花が咲く5月頃のコウゾリナは目立つため簡単に見つけることが出来ます。

花が咲く頃のコウゾリナ
花が咲く頃のコウゾリナ

5月頃にロゼット型に広げた葉の中心から数十センチの茎が立ち上がりその先端にタンポポの花を小型にしてような黄色い花を付けます。

長く伸ばした茎の先端にタンポポに似た黄色い花を付ける
長く伸ばした茎の先端にタンポポに似た黄色い花を付ける

この立ち上がる茎には濃い紫色の剛毛に見える毛が生えていますが、実際には毛は見た目ほど硬くはありません。

茎は濃い紫色の毛で覆われている
茎は濃い紫色の毛で覆われている

野草として食用にするなら3月頃の芽生えの頃の葉をお浸しなどで利用できます。

芽生えの頃のコウゾリナ
芽生えの頃のコウゾリナ

3月頃の芽が出て間もないコウゾリナは地面に貼り付くようにロゼット型に葉を広げています。

花を咲かせる茎はまだ出始めていません。

この頃のコウゾリナが食用に適しています。

野草として食用に利用するなら3月頃の芽吹いた直後が良い
野草として食用に利用するなら3月頃の芽吹いた直後が良い

同じキク科のタンポポの芽生えと似ていますが、葉の周囲に深い鋸歯がないことでタンポポとの見分けが付きます。

全体が紫色の微毛で覆われている
全体が紫色の微毛で覆われている

近くで良く観察すると植物全体が紫色の微毛で覆われており全体がザラザラした感じに見えます。

葉の周囲にはタンポポほどの深く切れ込んだ鋸歯は無く、ヘラ型に近い形をしています。

歯の周囲にタンポポのような深く切れ込んだ鋸歯は無い
歯の周囲にタンポポのような深く切れ込んだ鋸歯は無い

採取の方法

採取する時は根本の地中にナイフなどを差し込んで葉の中心部にある太い根を切断するとロゼット型の株全体を採る事が出来ます。

採取する時は地中に伸びる太い根を切断する
採取する時は地中に伸びる太い根を切断する

株の直下の根を切断しても太く長い根が地中に残りますので、そこから再び芽吹いてきます。切断面からは白い色をした乳液が出ます。

タンポポと同じように切断面からは白い乳液が出る
タンポポと同じように切断面からは白い乳液が出る

お浸しにして食べてみましょう

試しに味わう程度なら3〜4株も採れば十分です。

試食程度なら3〜4株も採れば十分
試食程度なら3〜4株も採れば十分

持ち帰ったら汚れた葉や枯れた葉を取り除きます。

汚い葉は取り除く
汚い葉は取り除く

株全体がキレイになったら、このまま一株丸々天ぷらに揚げても美味しく頂けます。

今回はお浸しを作りますので葉だけにします。

キレイになったらこの一株状態で天ぷらに揚げても美味しく頂ける
キレイになったらこの一株状態で天ぷらに揚げても美味しく頂ける

根元部分に残っている根を調理ハサミで切り取ります。

根本を切り落とすと葉が一枚づつにバラバラになる
根本を切り落とすと葉が一枚づつにバラバラになる

葉が一枚づつにバラバラになりました。

このように葉がバラバラになる
このように葉がバラバラになる

根本に泥などが付着している株もあります。

このように泥汚れが付いている株もある
このように泥汚れが付いている株もある

根本を切り落としたら流水を掛けて泥汚れを洗い流しましょう。

泥汚れは流水で洗い流す
泥汚れは流水で洗い流す

キレイになったら取っ手付きのザルに入れます。

このような取っ手の付いたザルに入れる
このような取っ手の付いたザルに入れる

野草のお浸しは茹で過ぎは禁物です。

茹で過ぎると野草の持ち味である風味が失われてしまいます。

このような取っ手付きのザルに入れて、ザルごと熱湯に浸けるやり方で茹でると、茹で上がりに一気に取り出せるので、茹で過ぎを防止できます。

適当な鍋に塩を少々入れてから…
適当な鍋に塩を少々入れてから…

適当な鍋に塩を少々入れてから水を入れて沸騰させます。

湯の量は多いほうが作業しやすい
湯の量は多いほうが作業しやすい

沸騰したらザルに入れたコウゾリナをザルごと熱湯に浸けます。

ザルごと熱湯に浸ける
ザルごと熱湯に浸ける

ザルの中のコウゾリナを菜箸で沈めながら湯が再沸騰してから更に40秒茹でます。

菜箸で沈めながら40秒茹でる
菜箸で沈めながら40秒茹でる

40秒経ったらザルを熱湯から上げて直ぐに流水に晒します。

再沸騰から40秒後にザルを上げる
再沸騰から40秒後にザルを上げる

ザルごと流水に晒します。

晒す時間が長いほどアクが抜けて苦味やえぐ味が無くなりますが、あまり晒しすぎると野草本来の風味が薄れてしまいます。

晒す時間は時々試食してアクの抜け具合を確認してお好みで決める方法もある
晒す時間は時々試食してアクの抜け具合を確認してお好みで決める方法もある

晒す時間は1分位で十分だと思いますが、晒している最中に時々食べてみてアクの抜け具合を確認しながら決めるのも良い方法だと思います。

晒し終えたら軽く絞ってから切り揃えれば出来上がり
晒し終えたら軽く絞ってから切り揃えれば出来上がり

晒し終えたら水気を軽く絞ってから切り揃えて器に盛れば出来上がりです。

コウゾリナに限らず野草はアクが強いものです。

アクの主体はシュウ酸などである場合が多く食べ過ぎは良くありません。

食べる時は適度な量にすることをお勧めします。

野草のお浸しで一杯やるのも早春のささやかな楽しみ
野草のお浸しで一杯やるのも早春のささやかな楽しみ

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ブラックバスを釣って食う の草分け系YouTuber

「身近な場所でアウトドア・レジャーを満喫」が健啖隊のメインテーマ。ここでは様々なアウトドアシーンで知っていると役に立つ知識や情報を紹介します。特に魚釣りと釣った魚の調理・山野草・キノコは得意分野です。健啖隊の動画チャンネルでは釣ったブラックバスを料理して食べる動画はギネス級にたくさん公開しています。紹介した料理の数も一般的なソテーやフライから刺身やクサヤ干物まで汎ゆる料理を網羅しています。一度、健啖隊の動画チャンネルをご覧になれば必ずやビックリすると思います。尚、ブラックバスをどう捌けば美味しく食べられるかの要点は健啖隊が実践して見出した方法がウィキペディアでも掲載される程に認知されています。

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