買えるのは全国で1カ所だけ!全国展開希望の叶匠寿庵さん「きび餅」はほくほくの丹波大納言小豆もたっぷり
健康のために気を付けていることの代表格として、運動や食生活への配慮や改善があげられるかとおもいます。かくいう私も、一般的な方よりは和菓子をいただく量が多いので、運動も食生活にも配慮しております。
さて、食事の際に手軽に取り入れられる健康食材といえば野菜は勿論のこと、雑穀もあげられるのではないでしょうか。黒や赤など、色彩豊かな雑穀は目で見るだけでもちょっと贅沢で健康に気を遣っているなぁという気持ちになるのは私だけでしょうか…。
その中でも黍(きび)に注目。淡い黄色で小粒な黍は、冷めてももちもちとした食感を保つことができるという特徴から、雑穀米にも取り入れられています。
今回はその黍をあわせたお餅を見かけたのですが、なんと、東京都は中央区の日本橋高島屋さんの店舗で「しか」取り扱いがないとのこと!しかも今月いっぱい!
今回は、是非!と思った、「叶匠寿庵」さんの日本橋高島屋限定「きび餅」をご紹介。
直径5センチほどの丸いお餅。あらかじめほんのりと両面焼かれております。叶匠寿庵さんが本店を構える滋賀県のブランド米、近江羽二重糯米の粒感が残るように搗き上げ、そこへ淡い色合いの黍を満遍なくあわせて。糯米と黍二色というのもちょっと珍しいような気がします。
そのままいただけば、もちもちとしているものの一粒一粒の粒立ちをしっかりと感じられ、冷めていても黍のおかげで固くならず食べやすい。また、甘味の丹波大納言小豆の粒餡もすっきりとした食べ口です。
実はこちらのきび餅。両面を炙ってこそその真価を発揮するのです。オイル不要のアルミシートにのせ、フライパンの上で両面がややカリッとするまで加熱します。
そうすることで、もともと備わっていた香ばしさが更に膨らみ、なんともいえない心地よさ。糯米も粒餡もとろりとした柔らかさを取り戻し、舌の上であつあつのまま絡み合い一つに。糯米と小豆、双方の旨味も倍増以上しているような気がします。
香ばしいお餅、なんて美味しいのでしょう…。
残念ながら2024年3月末日まで、日本橋高島屋の店舗でのみ販売予定という叶匠寿庵さんのきび餅。全国展開を切に希望しつつ、限定品に巡り合えた喜びに感謝しながらあっという間に三個平らげてしまった自分がおりました。
大切だからこそ、美味しいものは美味しいうちに。
最後までご覧いただきありがとうございました。
柳谷ナオ
<叶匠寿庵・高島屋日本橋店>
公式サイト(外部リンク)
東京都中央区日本橋2-4-1
03-3211-4111(代表)
10時30分~19時30分