夏キャンプの虫除け対策【虫を寄せつけない】+【虫に刺された時】の対処術
夏のキャンプでは「暑さ対策」の他に「虫対策」も重要なポイントです。
蚊やブヨ、アブなどに刺されてしまうと何をするにも集中力が無くなって、楽しいはずのキャンプが辛い思い出になることもありますからね。
そこで、以下に挙げる5つの虫対策をおススメします。
・自分の体に虫除けをする
・テントの周りに虫除けをする
・テントの中に虫除けをする
・虫に刺されたら、すぐに対処する
・虫刺されで痒くなったら対処する
この記事では夏のキャンプで効果的な虫対策を紹介します。
自分の体に虫除けをする
まずはキャンプ場に到着したら、虫除けスプレーを体に塗布します。
体に直接塗布する虫除けスプレーは、野外で一日を行動するキャンプでは必須のアイテムです。
虫除けスプレーには「スプレー缶タイプ」と「ミストタイプ」があります。
シュッと吹き付けるスプレー缶タイプも便利ですが、私は体に塗り広げる事ができる「ミストタイプ」を愛用しています。
テントの周りに虫除けをする
次にテントの周囲に虫除け対策を行います。
体に塗った虫除け成分が汗で流れたり、時間経過で効果が薄くなっても虫が近づけない環境を作ることで虫刺されを防止します。
イメージ的には、体のバリヤー + テント周囲のバリヤーですね。
テント周囲のバリヤーとしておススメなのは以下の3つ。
・線香系
・ワンプッシュ系
・電池式殺虫系
その中でも代表的なのは「蚊取り線香」ですよね。
ホームセンターやディスカウントスーパーへ行けば安く購入できるのも良い点です。
煙の流れる方向で、虫除けが効いている範囲が視覚的に分かります。
これは余談ですが、昔、アジアを旅行した際にゲストハウスで蚊取り線香を焚いていたら、同室の白人旅行者に「これは毒だから、すぐに消せ!」と英語で怒鳴られた事がありました。
蚊取り線香は日本発祥なので、お国によっては毒と思われたりするのでしょうね。
そして、線香系の中でも強力なのが「パワー森林香」です。
林業従事者が愛用しているだけあって効果は抜群です。線香系では最強かも。
メトフルトリンという薬剤を使用し、一般の蚊取り線香の約10倍の防虫効果があるそうです。
アブにも効果がある事もメリットの一つです。
次に「ワンプッシュ系」も虫除け効果が高いので、おススメです。
小型で持ち運びがしやすいので、キャンプには最適です。
テントの四隅にシュッとスプレーするだけで、虫よけバリアを張ることができます。
「線香系」と合わせて使うことで更に効果があります。
そして、「電池式殺虫系」はテントの中で使う時に最適です。
無風の熱帯夜だと、オールメッシュのテントでも締め切ったテントの中はサウナ状態です。
そんな時は、テントのメッシュドアを開けて電池式の蚊取り器を使います。
最近の電池式の蚊取り器は無臭なので、ドアを開放したテントの中で使用しても全く気になりません。
特にフライシートに集まりやすい蚊の撃退には最適ですね。
虫に刺されたら、すぐに対処する
一般的な蚊なら刺されても、しばらくすると痒みは収まりますが毒の強いブヨ、ヌカカ、ダニなどにやられたら、すぐに対処する必要があります。
もし、虫の被害に遭ってしまったら「ポイズンリムーバー」を使って虫の毒を吸い出します。
毒性の強い「スズメバチ」「ムカデ」「ヘビ」などにも対応した製品なら、持っているだけでも安心です。
使い方はいたって簡単。
ピストンを引いてから、人差し指と中指で本体を支えてピストンを親指で押すだけです。
ピストンを最後まで押し込むとカクっと音がしてカップが皮膚に吸い付き、手を放しても吸い付いた状態をキープします。
力を入れ続けなくても吸引状態を保持してくれるのが非常に楽です。
ポンプを押し込んでいるのに吸引するって、一体どんな仕組みになっているのでしょうね?
虫刺されで痒くなったら対処する
最終的に虫に刺されてしまったら市販の「痒み止め薬」で対応します。
虫刺されの「かゆみ」は我慢できないですからね。
痒みのある個所に塗ると、スーっとするタイプが個人的に好みです。
最後に
今回紹介した虫対策をまとめると。
虫に刺される前の対策は以下になります。
【虫除けバリヤー】
・体に虫除けバリヤー
・テント周囲に虫除けバリヤー
・テントの中に虫除けバリヤー
虫に刺された後の対策は以下になります。
【虫に刺されたら】
・ポイズンリムーバーで毒を吸い出す
・かゆみ止め薬を塗る
ご参考までに。