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【河内長野市】こんなところに地蔵菩薩群を発見!ピンクリボンライトアップのある天野山金剛寺外道路沿い

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

天野山金剛寺は、日本遺産の女人高野に指定されていますね。先日も女人高野のデジタルスタンプラリーに参加しました。

女人高野つまり女性に優しい寺院ということで、例年10月に行われているのが「乳がんで悲しむ人をひとりでも減らしたい」というピンク色のライトアップです。広報かわちながの9月号には、今年も10月1日から3日まで18:00~20:00まで行う旨の告知がありました。

3年前、ライトアップが行われていた時に撮影したものです。朱色の多宝塔が暗闇に幻想的に映し出されています。女性のためのイベントということで、入山料金が必要なのは大人の男性だけです。

ライトアップの光源の元はこちらです。この特殊なライトが境内に複数あるので、多宝塔がピンク色に染まるわけですね。

さて、そんなライトアップのある天野山金剛寺は南北に縦長の境内ですが、境内の外の道路沿いに、恐らく地元の人しか知らないであろう地蔵菩薩群があります。

地蔵菩薩群の位置は地図の通りです。門前バス停と天野山バス停の間、金剛寺境内北側に分岐する道の少し北側のカーブになっているあたりです。

バスも含めて、車だとまず存在に気づきません。公共交通派の私もめったに歩かないところでしたが、たまたま歩いているときに見つけました。

地蔵菩薩群は3つに分かれていました。

こちらは真ん中の地蔵菩薩です。名前などはありませんが、新しい花が活けられていました。

地蔵堂の横に文字が書かれています。右側に「信仰の理念として世界平和」と書いてあるようです。真ん中の上の文字は「萬物」の文字が見えます。右側には「大和国 大峰蛇之倉七尾山」の文字が見えます。

洞川のごろごろ水で作った豆腐
洞川のごろごろ水で作った豆腐

大峰蛇之倉七尾山(外部リンク)を調べると、奈良県天川村洞川の大峰山にあり、ごろごろ水に行く途中に登山口があります。標高1400m程の霊山で、大蛇が生息するとのこと。道場があり期間限定で登山が可能とのことですが、入口の門から先は内部の撮影が禁止されているそうです。なぜ金剛寺前のここに七尾山の文字があるのか、調べましたがわかりませんでした。

右側にある背の高い地蔵菩薩は「茶掛地」の文字が見えることから茶掛地蔵という名前と考えられます。茶掛地蔵を調べてみましたが、明確な意味などの情報は残念ながら見つかりませんでした。

左側は、小さな地蔵群です。横に六体並んでいて、後に3列並んでいます18体ある計算になりますが、実際に数えてみると最後方は1体多く7体あるので19体あるようです。

今回の地蔵菩薩はWebの地図でスポットとして登場しません。どの地蔵菩薩にも新しい花が活けられており、地元の人が大切にしている以外の情報は乏しく、唯一、大和大峰山との接点だけがわかりました。金剛寺境内の外にあるので金剛寺との関係性も不明です。

天野山金剛寺は境内の中にいろんな建物がありますが、境内の外側にもまだまだ知らないものがあるんだと、改めて感じました。

天野山金剛寺外にある地蔵群

住所:大阪府河内長野市天野町

アクセス:南海・近鉄河内長野駅からバス 門前バス停から徒歩1・2分

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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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