小満芒種(スーマンボースー)の頃の大雨
【小満芒種(スーマンボースー)】
今年の沖縄地方の梅雨入りの発表は5月11日(平年より2日遅い)でした。(梅雨入り発表の速報値)
沖縄では、梅雨の時期を独特の季語で表現しています。
二十四節気の小満(5月20日頃)と芒種(6月5日頃)を合わせて、小満(スーマン)芒種(ボースー)といいます。
【梅雨は年間降水量の2割の雨】
沖縄地方は梅雨の時期はどのくらい雨が降るのでしょうか。
那覇の梅雨期間の雨量は478.8ミリ。年間降水量の平年値が2040.8ミリですので、梅雨の時期の雨はだいたい2割くらいとなります。台風シーズンでさらに800ミリくらいの雨が降ると考えると、梅雨と台風の雨で沖縄の年間の6割以上を占めています。
【大雨に警戒】
梅雨の時期は何度か大雨を繰り返します。今年は梅雨入り直後に大雨、今週は熱帯低気圧の通過に伴う雨が降りました。太平洋高気圧と移動性高気圧に挟まれて形成される沖縄付近の梅雨前線は、その動向により梅雨の時期は何度か大雨を降らせます。22日頃は、その高気圧にサンドイッチされて前線上には低気圧が進むというタイミングが重なり、再び大雨に警戒が必要です。
ーーー
関連記事