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「貯め上手な人」はやらない!節約で失敗しないための”3つのコツ”とは

あき/家計管理アドバイザー家計管理アドバイザー

無理なく節約に成功している人は、どのような工夫をしているのでしょう。

今回は、家計管理アドバイザーから見た「貯め上手な人が節約で成功するコツ」を紹介します。節約に失敗することが多い人は、参考にしてみてくださいね。

1:「減らす支出」と「減らさない支出」を決める

貯め上手な人は、携帯電話の料金、保険料、水道光熱費など、「これなら節約してもいい」と感じる支出を見つけ、それらを優先的に削減します。反対に、食費など、「これは節約したくない」と感じる支出があれば、できるだけ削減しないように頑張ります。

なぜなら、あらゆる支出を減らそうとすると、ストレスが大きくなりやすいから。

節約で失敗しやすい人こそ、節約によるストレスのコントロールが大切です。あれもこれもと欲張るよりも、節約する支出をいくつかに絞り、ひとつ成功したら次の支出と、ひとつずつ積み重ねる訓練をすると、節約に成功しやすくなるはずですよ。

2:「目標」を明確に決める

貯め上手な人は、やみくもに貯金を増やそうとするのではなく、「年にいくら貯めよう」などの明確なゴールを持っている人が多いものです。


明確なゴールがあるからこそ、「目標以上の成果が出たら、そのお金で旅行に行こう」などのご褒美も用意しやすくなるのですね。

反対に、節約で失敗しやすい人は、明確な目標もなく、とにかく少しでも貯めなければ、と気持ちだけ焦っている人が多いものです。


節約で失敗しやすい人ほど、まずは、月に1万円など、小さな目標から始め、達成できたら次は月に2万円などのように、少しずつ目標をステップアップさせることが大切ですよ。

3:あえて無駄づかいを楽しむ

貯め上手な人は、基本的に無駄づかいが少ないので、貯金にも成功しやすくなります。とはいえ、ある程度の無駄づかいは、ストレス解消にもなり、楽しいものですよね。

貯め上手な人は、無駄づかいをしないように気を配りつつも、あえて無駄づかいをすることも同時に考えている人が多いですよ。とはいえ、大きな額の無駄づかいをしてしまえば、これまでの努力が一瞬で無駄になってしまいます。無駄づかいをするとしても「いくらまで」など、ある程度の予算を決めて楽しむのです。

ある程度の無駄づかいをあえて楽しむことで、ストレス発散にもなりますし、これからも節約を頑張る意欲にもつなげられますよ。

まとめ

楽しくないことは、誰でも長くは続けられないものです。少しでも「これなら続けられる」を見つけていくことが、節約を成功させ、貯め上手になるためのコツなのです。

節約をすることで貯金に失敗しやすい人こそ、「楽しくない」と感じる節約を頑張りすぎていなかったか確認してみてくださいね。

家計管理アドバイザー

家計簿・家計管理アドバイザー。東京都在住。子供3人の5人家族の主婦。家計簿歴20年以上。主婦業、家計簿、家計管理、ポイ活などが専門。テレビ出演や雑誌などへの掲載多数。著書に「あきの新ズボラ家計簿(秀和システム)」「ズボラ家計簿」練習帖(講談社)など。

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