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【大阪/難波】大阪人が愛する大阪名物「一芳亭」の黄色い”しゅうまい”って知ってる?

旅人間はらぺこライター

はらぺこライターの旅人間です。今回は大阪名物の ”しゅうまい” について。

大阪名物と言えば、コナモンや串カツ、お土産として豚まんが有名ですが、しゅうまいって大阪名物なの!? って思った方はいませんか?

今回は、そんな方に教えたい大阪グルメを紹介しましょう。

ここは「一芳亭 本店」です。

南海電鉄 難波駅から東へ徒歩1分ほどの便利な場所にあり、青いテントが目印です。大阪の難波は賑やかなイメージがありますが、ここはまぁまぁ静かなエリア。

しかし、お店の中に入ると多くのお客さんで賑わっています。

さて、定食メニューは ”しゅうまい” を中心に春巻、えび天、豚天、酢豚など。

迷いどころですが…

今回は「豚天定食」にしてみました。

名物のしゅうまい5個、豚天、ライス(大中小から選べる)、鶏ガラスープと言った感じ。見た目はシンプルですが、食べると印象がガラリと変わります。

ちなみに、豚天は塩こしょうで食べてもよし、カラシ醤油も相性抜群。柔らかくて、味がしっかりしているので、ごはんが進む人気の一品です。

そして主役の ”しゅうまい” ですが…

色が黄色いですよね。実はコレ、薄焼き卵で作った皮になります。その理由は公式サイトに書かれていますので、そのまま引用してみましょう。

一芳亭では、小麦粉で作られた普通の皮で包むのではなく、手製の薄焼き卵で作った皮でひとつひとつ丁寧に包んでおります。
戦後、小麦粉が手に入らず、薄焼き卵を代用したのが始まりで今でもその製法でしゅうまいを作っております。

まさに、その土地の名物に歴史あり。

ちなみに、しゅうまいの中の具は、豚ミンチ肉、エビ、タマネギ(淡路島産)のみじん切りを塩、コショウ、醤油などで味付けし、片栗粉でつないだものだそう。

作家である池波正太郎さんが…

荒けずりなようでいてデリケートな味。家庭の惣菜のように見えて専門家のみにゆるされた品格が到底、まねのできるものではないことを感じさせる
(講談社文庫、池波正太郎著『新しいもの古いもの』より)

このように称したという。

その味は柔らかくてジューシー。こってりしているのだか、アッサリしているのだか、よく分からない。その間?いや、その両方?

自分自身でも何を言っているのか分からないが、要するに「食べやすい」その一言に尽きます。この味なら何個でも食べられます。ホント美味しいですよー!

シンプルだけど奥が深い。大阪人が愛する大阪名物、ぜひ一度食べて見て下さい。

<店舗情報>
一芳亭 本店
住所:大阪市浪速区難波中2-6-22
電話番号:06-6641-8381
営業時間:11:30~20:00
定休日:日曜・祝日
公式ホームページ(外部リンク)
地図(外部リンク)

はらぺこライター

旅行好きのライター。各地に伝わる伝説や民話、古くから地元で大切にされているモノを親しみやすく紹介したい|地元で人気の食堂やレトロな喫茶店巡り|”思わずクスッと笑ってしまうような”珍スポット探し|目標は個性的でヘンテコな旅本の出版|フォローして頂けたら嬉しいです。

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