三大鶏めし弁当のひとつ「花善 鶏めし弁当」は、本店でのみ食べられるほんのり温かい御膳が絶品!
「花善 鶏めし弁当」は、様々な駅弁コンテストで何度も上位入賞したことのある人気の駅弁。最近は東京駅構内の「駅弁屋 祭」でも購入できることもあり、ますます知名度があがってきました。でも、秋田に来るとさらに激ウマな鶏めしが食べられます。
三大鶏めし弁当に選ばれた「花善 鶏めし弁当」
昭和28年(1953年)の発売以来、70年以上も人々に愛されている秋田県大館市の名物駅弁。
日本全国の駅弁を170種類以上販売している東京駅グランスタ内にある「駅弁屋 祭」でも、購入できます。以前「マツコの知らない世界」で駅弁を紹介した時、三大鶏めし弁当に選ばれたのが
秋田県大館駅:花善「鶏めし弁当」
群馬県高崎駅:高崎弁当「鶏めし弁当」
福岡県小倉駅:北九州駅弁当「鶏めし(かしわ)」
上記の3つでした。
鶏肉を甘辛く煮込んみ、その煮汁で炊き込んだご飯の上に、鶏肉がたっぷりのっています。煮込むと鶏の旨味がたっぷりスープに残るわけですから、おいしいのは当然ですよね。さらに、そぼろ卵、インゲン、栗の甘露煮がのり、おかずとしてがんもどき煮、枝豆団子、椎茸甘露煮、かざり麩、お新香が添えられています。
独特の砂糖文化のある秋田の食卓。ポテトサラダに砂糖を入れたり、お赤飯は甘納豆を入れて炊いたり、納豆やトマトに砂糖をかけて食べたりと、ちょっと他から来た人はびっくりするくらい。花善の鶏めしも甘めの味付けですが、子どもから大人まで大好きな甘じょっぱい味で、やさしい気持ちになれる甘さです。
大館駅前花善本店の御食事処
JR奥羽本線と花輪線の2路線が乗り入れている大館駅の前に、花善の本店があります。こちらではお弁当が購入できる以外に、御食事処でできたての鶏めしをいただくことができます。
冷めてもおいしいのが駅弁。こちらの鶏めしもしっかりとご飯に味がついているので、どこで食べてもおいしく食べられますが、できたては別格。
曲げわっぱに入って鶏めしは提供されます。
蓋をあけるとたっぷり入った鶏めしに思わずにんまり。お弁当同様「量が多すぎる」という声も聞かれますが、鶏めしが誕生した当時は戦争が終わって間もないころ。「腹八分目」という考え方はなく、お腹いっぱい食べて幸せな気持ちになってもらいたいという思いから、このボリュームになっています。大丈夫です。おいしいので気づけば完食しています。
御膳には、他にジュンサイと三つ葉のお味噌汁
サラダ
青菜の煮びたし、それにお新香がセットになっています。
鶏めしに使用しているお米は100%あきたこまち。曲げわっぱいに入れることで、余分な水分を杉が吸収し、ふっくらとしたご飯になっています。冷めてもおいしい駅弁ですが、やはり温かい鶏めしはおいしさが違います。鶏の旨味が強く感じられるんです。花善の鶏めしファンなら、一度は食べたいもらいたい鶏めしです。
稲庭うどんやきりたんぽとセットになったメニューもあります。
2階花善ギャラリーがリニューアルオープン
本館2階は鶏めしの歴史がわかる花善ギャラリー。歴代の掛け紙や表彰状などが展示され、記念撮影スペースもあって、待ち時間にちょっと楽しめるスペースです 。
駅弁の製造現場も見学できます。
コロナで見学を休止していましたが、8月10日からリニューアルオープン。見学時間は10:00~15:00で、料金は無料です。
※写真はすべてリニューアル前のものです。
開店してすぐの時間がねらい目
いつも大行列となっている花善本店。御食事処お利用するは開店してすぐの時間がおすすめです。車で出かける場合、駐車場は第1駐車場・第2駐車場あわせて14台分あります。
花善
秋田県大館市御成町1丁目10番2号
TEL 0186-43-0870
営業時間 御食事処:10:00~14:30、弁当販売:6:30~19:00(18:30以降は売り切れ次第終了)
定休日 年中無休
公式ホームページ 花善(外部リンク)