5人にひとりのケジメ婚~嵐の二宮さん結婚の背景にある「40代から極端に上がる女性の出産リスク」
嵐の二宮和也さん(36)が12日、元フリーアナウンサーの女性(38)との結婚を発表されました。
二宮さんの言うケジメとは
ジャニーズの先輩の歌を思い出して「ケ・ジ・メ~♪」と、ついメロディーをつけて歌ってしまいますが・・・。
5年交際した女性が現在38歳であることを考えると、二宮さんの言う「ケジメ」とは、女性の出産リスクを考えての「ケジメ」だと考えられます。
というのも、30歳代後半での出産はリスクが高まっており、これが40歳代の出産となるとさらにリスクが大きいからです。
平成26年12月12日、新たな少子化社会対策大綱策定のための検討会の資料「出典:内閣府 妊娠適齢期を意識したライフプランニング」から3つのグラフと1つの表をご紹介します。
見れば、高齢出産はリスクが高いことが手に取るようにわかる、アラフォー女性には背筋が凍るような内容のグラフの数々です。
「女性の結婚年齢と生涯不妊率の関係」から、「結婚年齢が高くなると児を持てる確率が著しく減少する」ことがわかります。
35-39歳の結婚だと30%なのが、40-44歳では驚くことに64%です。
「年齢別にみる排卵と妊娠率の関係」から、女性の妊娠率が年齢とともに著しく低下することがわかります。
「母の年齢と自然流産率」から、母の年齢が高くなるほど自然流産率が高くなることがわかります。
30-34歳だと10%、35-39歳だと20.7%、40歳以上では41.3%。言葉は良くないですが“倍々ゲーム”のようです。
「女性の年齢と子どもの染色体異常のリスク」も参照してください。
年齢が高くなるほど頻度は上がります。
交際を始めた30歳代前半の頃には考えもしなかったリスクの可能性が、年々、高まっていることが、よーくわかります。
来年(2020年)12月で嵐が活動休止となるのになぜ今、結婚?
とも思いましたが、女性の年齢が38歳であることを考えると、子どもを望むのでしたら一刻も早いほうがいいのは当然です。
二宮さんは5人にひとりのケジメ婚
さて、二宮さんのように、相手の年齢を考慮して結婚する人は、どれぐらいいるのでしょうか。
内閣府の結婚の意思決定に関する分析~「結婚の意思決定に関する意識調査」の個票を用いて~ によると
「現在の交際相手と近いうちに結婚したいと考えている理由」のグラフによると、【相手が特定の年齢になるから】と答えた男性は20.5%。
結婚の意思決定に関する分析~「結婚の意思決定に関する意識調査(PDF)」
約5人にひとりが相手の年齢を思いやり、「ケジメ婚」しているようです。
優しく、男気がありますね。