釣竿を買おうとしている人チョット待って!! 所持する釣竿を分析すれば次に買うべき釣竿が見えてくる
魚釣りを趣味にしていると釣具は増えてしまいがちですよね。釣りを始めて数年もすれば部屋の中が釣具だらけになります。釣り歴50年upの私もまさにその一人。釣具の中でも特に嵩張る上に金額も張るのが釣竿です。今回は私が現在持っている釣竿の使用頻度を示す事により「使用頻度が高い釣竿(買って良かった釣竿)、使用頻度が低い釣竿(買わない方が良かったかも知れない釣竿)」を考察していこうと思います。
これから釣竿を買おうと考えている人の参考になるかも知れません。
勿論、私の釣りの傾向と皆さんの釣りの傾向では異なる部分が多いのは承知の上でです。
私の釣りの傾向はと言いますと、下のグラフで示すように年間約200日ほど魚釣りに行き、内訳は川岸からの小魚釣りが100日ほど、堤防釣りが50日ほど、磯釣りが30日ほど、船釣りが20日ほど、その他のボート釣りなどが数日、このような釣行の傾向です。
そして現在私が所有する釣竿は冒頭の写真に写っている31本です。ここに写っている釣竿はメーカー製の製品を購入した釣竿です。既に壊れてしまった釣竿や改造した釣竿や自作の釣竿は除外してあります。31本は多いようにも思えますがもっと多くの釣竿を所有している方はたくさんいらっしゃると思います。
■私の釣竿を分析してみる
それではここからが本題と言いますか釣竿の分析に入りますが、まずは大まかに船釣り用の釣竿、磯釣り用の釣竿、リールを使わない手釣用の釣竿、その他の汎用釣竿に分けて、それぞれのカテゴリごとに分析してみます。
●船釣り用の釣竿
- ダイワ ソルティガ AP C77MHS
- ダイワ ゴウイン ブル HHH-190
- ダイワ ディーオ TSG 120-200
- ダイワ ディーオ SPS 120-180
- ダイワ ブラスト JH59HS
- ダイワ アナリスターカワハギ 73 -175-E
- ダイワ アナリスターライトゲーム82 MH-190
- ダイワ アナリスターキス M-160
- アブガルシア 黒船 マルイカ KMIC-140M73
- ダイワ シーパワー73 80-240
- ダイワ シーレックス64 30-240
- プロックス CX攻め技 ヤリイカ CXSYM150
- 無名 グラスソリッド 9-110
船釣り用の釣竿は以上の13本です。この中で過去1年間に全く使わなかった釣竿は無くても良い釣竿と言えましょう。上のリストで太文字で示した釣竿がそれです。結構ありますが、この中で過去には良く使ったが現在は使わなくなった釣竿と言うのは言わば減価償却した釣竿と言えると思います。私の場合、船釣りを始めたのが数年前ですのでそのような減価償却した釣竿は残念ながら1本もありません。太文字の釣竿は全て無駄買いでした。購入した時の理由は「その釣竿を使う魚釣りを将来的にやるかも知れない」とか「安売りなどで今買っておけば安価に入手できる」とか「専用竿が欲しい」などでした。
●磯釣り用の釣竿
- シマノ ベイシスBG 4-500TP
- シマノ ライアーム 2.5-530
- シマノ ライアーム 2-530
- シマノ ブルズアイ遠投 3-520PK
- ダイワ リバティークラブ磯風1.5-45-K
磯釣り用の釣竿は以上の5本です。リスト中、太文字で示した釣竿は過去1年間で一度も使わなかった釣竿です。2本あります。購入した時の理由は「その釣竿を使う魚釣りを将来的にやるかも知れない」とか「予備の釣竿として」などでした。この2本の使わない釣竿も減価償却したとみなせる物はありません。
●リールを使わない手釣用の釣竿
- シマノ ボーダレス N18
- シマノ 原点流 抜65NL
- 宇崎日新 冨士流テンカラ 6:4 360
- 宇崎日新 ルシード 稲穂 540
- 宇崎日新 ファインモード流 中硬 540
- プロックス 極軽竿 KKK63H
- ダイワ 小継清流 硬調 39S-F
リールを使わない手釣用の釣竿は以上の7本です。リスト中、太文字で示した釣竿は過去1年間で一度も使わなかった釣竿です。3本あります。この中の1本は過去には多用していたが現在は使わなくなった言わば減価償却した釣竿です。他の2本を購入した時の理由は「セール品で安かったから」と「有ればより大物が楽に釣れそうだ」でした。
●その他の汎用釣竿
- シマノ プロサーフ 405 EX-T
- アブガルシア ソルティーステージ クロダイ SXKS-712L-CMG
- メジャークラフト クロステージ エギング CRK-832E
- メジャークラフト クロステージ シーバス CRK964ML
- ダイワ ルアーニスト 56UL
- ダイワ モバイルパック 967TMHS
その他の汎用釣竿は以上の6本です。リスト中、太文字で示した釣竿は過去1年間で一度も使わなかった釣竿です。4本あります。この中の2本は過去には多用していたが現在は使わなくなった言わば減価償却した釣竿です。他の2本を購入した時の理由は「有れば便利そう」と「その釣竿を使う魚釣りを将来的にやるかも知れない」でした。
■使わない釣竿を買ってしまう理由
将来的に使うかもしれない
専用竿ならより良い結果が出そう
有れば便利そう
予備の釣竿が有れば安心
安かったから
こんな理由が多いです。
「将来的に使うかも知れない」は今は使わないとも言えます。使う事が決まってから購入すれば間に合うし、現在使っている釣竿で代用できる魚釣りも多いものです。
「専用竿ならより良い結果が出る」はまさに釣り具メーカーに釣られていると言えましょう。専用竿じゃなくとも魚釣りは出来ます。
「有れば便利そう」と思うのは短い仕舞寸法の釣竿に多い事ですが、短い仕舞寸法の釣竿は使った時のフィーリング(柔軟性などの調子)が良くありませんし総じて重いです(持ち重りする)。
世の中では備えあれば憂いなしなどと言いますが、魚釣りにおいては「備えの予備の釣竿」はまず間違いなくお供え物の無駄竿です。
使用目的がはっきりしないままに「安いから買う」は販売店へお金を寄付するのと同じです。
■無駄な釣竿を買わない為に考えるべき事
自分がやる魚釣りの種類を自覚する
釣竿が共用できる魚釣りは何があるかを考える
同じ釣種に使う釣竿は複数買わない
釣具メーカーの宣伝文句を鵜呑みにしない
この4点を押さえれば無駄な釣竿を増やす事はかなり防げるはずです。
■今回の考察から導き出された結論
船釣りはオモリ負荷150号で2m前後の万能竿が1本あればビシアジ、ライトゲーム、ウイリー五目、根魚、イカ、タコ、タイなんでもござれです。
2号の磯竿1本で磯釣りと堤防サビキ釣り、遠投カゴ釣りが出来ます。
2m〜3mのシーバス竿が1本あれば堤防チョイ投げ釣りや船のシロギス釣り、磯やテトラでの穴釣り、河川や湖沼でのバス釣りやトラウト釣りなどが出来ます。
川や堤防で小魚を釣りたいなら5m前後の手竿が1本あればなお結構。これでほとんど全ての魚釣りが出来ます。
釣竿は3本!! 多くても4本あれば足ります。
最後までお付き合い頂きありがとうございました!!