【シンプルな暮らし】炊飯器をやめて10年でどうなる?元家政婦が教える炊飯器がないメリットとデメリット
モノを減らしてシンプルに暮らしたいと考える人が増えましたね。特に、キッチンはモノが多く増えやすい場所。少しでもモノを減らせたらと感じます。毎日使うけれども意外と手入れが必要なのが炊飯器。キッチンをシンプルにするために10年以上前に炊飯器をやめた筆者が、炊飯器がない暮らしと、そのメリットとデメリットについてをお伝えします。
炊飯器は付属品を洗うのが面倒
炊飯器は、じつは付属品が多いアイテム。たとえば、内ふた。そして、つゆ受け。これらは、使うたびに毎回洗う必要があります。でも、意外と毎回洗っていない人も多いのでは?そもそも、「え?内ふたやつゆ受けって毎回洗うの?知らなかった…」なんてことも。そして、きちんと洗っていないと臭いがするなど、ご飯の炊きあがりにも影響してきます。しかし、毎回毎回、細かいパーツまで洗うのは面倒くさいと思います。実際私も面倒に感じ、内ふたは2~3回に1回くらいしか洗っていませんでした…。
炊飯器が壊れたのをきっかけにやめてみた!
10年ほど前、炊飯器が壊れた際、しばらくの繋ぎのつもりで土鍋でご飯を炊き始めました。そうしたらこれが、本当においしいのです。最初は面倒に感じていましたが、慣れてくると大変ではありませんし、鍋で炊く方が早い!さらに、「もっと早く炊けるのでは?」と、実験をしてみたところ、早く炊く方法も見つけました。キッチンをシンプルにしたいと考えていた私は、「これはいいチャンスだから、このまま炊飯器はやめてしまおう」と決めました。※土鍋で早くご飯を炊く方法は、過去記事の「新米をおいしく食べよう!プロ主婦直伝「土鍋で簡単に早くご飯を炊く方法」をご覧ください。
たまたま買った万古焼の炊飯土鍋がよかった
私が現在使っているのは、万古焼の3合炊き炊飯用土鍋です。価格は4,000円ほど。炊飯器に比べるとかなり安いですよね。実際、とりあえずのつもりで安いものを買っただけでした。それなのに、とってもおいしくご飯が炊けるんです。また、見た目がコロンと丸くて、形がかわいいのも高ポイント。そのままテーブルに出してもおしゃれな感じです。さらに、羽釜と同じような形状なため、あらゆる方向から熱が加わり、かまどで炊いたような味になる効果があるとか。そのままおひつにもなりますし、冷めたらレンジにもかけられて、本当に便利な土鍋です。
メリットは手入れがラクで省スペースなところ
土鍋は内ふたや付属パーツがないため、丸洗いできます。さらに、3合炊き程度の土鍋なら、食洗機にすっぽり入るので手洗いしなくてもOK。
さらに、炊飯器よりもだいぶ小さいため、置き場所も取りません。収納が省スペースで済むのもいいところですね。
タイマー炊飯や保温ができないのがデメリット
土鍋では、食べる時間に合わせたタイマー炊飯ができません。家に帰ってきたらすぐに食べたい場合や、朝にお弁当をつくるなど、タイマー炊飯必須と思う人には向かないかもしれません。しかし、炊けるのは早いですから、前もってお米を研いで浸水しておき、おかずをつくりながら火にかければちょうどいいと思います。そして、家族全員で同じ時間にご飯が食べられない場合、保温をしておきたいですよね。鍋には保温機能がありませんから、保温機能を優先したい場合も鍋炊飯は向きません。ただし、ご飯を冷凍保存するのであれば、鍋炊飯で問題がないでしょう。タイマーや保存が大切と思うなら、炊飯器をやめるメリットは少ないかもしれませんね。
キッチンと手入れをシンプルにしたい人にはおすすめ
タイマー炊きや保温機能はありませんが、土鍋炊飯をすると早くおいしくご飯が炊けます。さらに、つくりがシンプルで洗いやすいため、手入れが簡単。そして、炊飯器よりもコンパクトなため場所も取りません。手入れを少なくしたりキッチンをシンプルにしたい人には、炊飯器をやめて鍋でご飯を炊くのがおすすめです。
土鍋以外の鍋での炊き方など、炊飯器をやめた暮らしについてさらに詳しくは、私のサイトの記事「炊飯器をやめて10年以上!鍋でご飯を炊くメリットとは?デメリットについても紹介」もぜひご覧ください。