東京・神保町「餃子の店 三幸園」の名物「ニラそば」を再現

「餃子の店 三幸園」は、東京・神保町にある町中華の超人気店。創業1956年の老舗で、看板メニューはもちろん餃子ですが、町中華らしくメニューが豊富で、それぞれの料理が固定客をガッチリ掴んでいます。

中でも「ニラそば」は名物メニューのひとつで、器いっぱいに広がったニラとその真ん中に落とされた卵黄のコントラストがインパクトあり、テレビなどで見たことがある人も多いのではないでしょうか。

ローソン限定で購入できる老舗町中華カップ麺は果たしてどんな味なのでしょうか。

ニラ・ごま油・卵黄のスープ

スープは、ポークベースの醤油味で、ニラの風味に加えてごま油が強く香り、卵黄のコクを感じられます。ニラもごま油も中華料理らしい存在で、強いニラの風味にごま油で調理感や臨場感が加えられていて、ちょっとギラギラした町中華メニューの雰囲気が強く出ていました。

目立つのはニラやごま油の風味ですが、食べ進めていくと隠し味的に卵黄のコクがジワジワと効いてきます。お店のニラそばでは中央に卵黄がのっているのですが、原材料を見るとカップ麺では「粉末卵」というものが入っています。

お湯を入れる前の粉末が確かに黄色っぽく、出来上がりのスープも黄色がかっていて、食べてみてもしっかり卵黄の存在が感じられました。卵黄のコクがニラとごま油の風味を下支えし、スープの旨みを持ち上げていました。効果的な存在です。

具はニラ一点突破

麺は中細で縮れのついた油揚げ麺。ソフトな食感で主張は控えめ、風味の良いスープを引き立てています。お店の麺も中細で縮れがついていますが、カップ麺はお店よりも縮れが強そうです。

具として入っているのはニラのみ。お店でもニラしか入っていません。

お店の器一面に広がるニラに比べると見劣りしますが、それでもカップ麺も大量に入っていて、スタミナ感満載な上に良い意味で青臭さも目立ちます。この青臭さはカップ麺では強力なオリジナリティだと感じました。

ニラ、ごま油、卵黄

ニラやごま油といったギラギラした味を卵黄のコクが下支えするスープは町中華感たっぷりで、ニラ一点突破の具もインパクトがありました。カップ麺で町中華の雰囲気をしっかり味わえる良品です。