鈴鹿のファン感謝祭「モースポフェス」の中止が決定!コロナウィルスの新型肺炎拡大が影響
鈴鹿サーキット(三重県)を運営する株式会社モビリティランド、トヨタ自動車、本田技研工業は3月7日(土)8日(日)に開催を予定していたファン感謝イベント「モースポフェス 2020 SUZUKA 〜モータースポーツファン感謝デー〜」を中止すると2月21日(金)午後1時配信のリリースで発表した。
新型コロナウィルスによる肺炎の感染拡大でモータースポーツ界にもその影響が出始めた。
トヨタ、ホンダと検討し、中止を決定
同イベントは鈴鹿サーキットが毎年春に開催していた「モータースポーツファン感謝デー」にトヨタ自動車と本田技研工業が強力なバックアップをする形で「モースポフェス」となったイベントで、初開催の昨年は2日間合計で5万人が来場した。
昨年はトヨタの豊田章男社長がWRカーの「ヤリスWRC」を、ホンダの八郷隆弘社長がFIM EWC仕様の「CBR1000RR」に乗って登場したり、両社を代表するフラッグシップマシンが勢ぞろいするなど非常に豪華なイベントだった。
今年もル・マン24時間レースを連覇した「トヨタTS050ハイブリッド」やダカールラリー仕様の「ランドクルーザー200」などなかなか鈴鹿サーキットで見られないマシンも登場が発表されており、ファンの期待も大きかっただけに、中止は残念だ。
この中止に関しては共同の主催者であるトヨタ自動車と本田技研工業と検討を重ねた結果、観客や選手、チーム関係者の安心・安全を考慮し、中止という結果に至ったとのこと。なお、すでに販売されているチケットの払い戻しに関しては鈴鹿サーキットのウェブサイトで案内される。
開幕目前のレースイベントに影響
新型コロナウィルスの感染拡大の影響はモータースポーツ業界だけでなく、クルマ、バイク業界にも及んでおり、イベントの中止が相次いでいる。
まず、2月22日(土)〜24日(月)の3連休に宮城県・仙台市で開催予定だった「東北モーターショー in仙台2020」が中止。
SUPER GT などに参戦するスバルとSTIは富士スピードウェイで2月26日(水)に富士スピードウェイで予定していたシェイクダウンイベントの中止を発表した。
モータースポーツシーズンはこれから開幕を迎え、今年はオリンピック開催の影響でスケジュールが詰まりに詰まっているだけに、今後の新型コロナウィルスの感染拡大が心配される。