カナフレックス 阪神ファームとの練習試合後にあったトレーナーのひとこと
ことしも鳴尾浜で阪神ファームとの練習試合に臨んだカナフレックス。阪神OBの福間納さん(70)と藤井宏政さん(31)が、それぞれ監督と助監督となって初めての対戦です。感染防止対策のため球場のあちこちで旧交を温めることは難しかったものの、懐かしい再会にマスク越しでもこぼれる笑顔が見て取れました。
昨年の同じ時期、4月25日に鳴尾浜へやってきたカナフレックスは、阪神の小川投手や望月投手、浜地投手ら6人からホームランを含む15安打で7点を奪い、7対4で勝利!その模様はこちらでご覧ください。→<カナフレックスが鳴尾浜で4年ぶりの練習試合、元阪神・藤井宏政コーチも驚く15安打!>
ことしは4月26日、朝からどんよりとした曇り空から雨が降り出し、おまけに傘が折れ曲がるほどの強風という悪コンディションの中、最後までやれたのは何よりでしょう。結果は、最終回に1点を返したものの8対1で阪神ファームの勝ち。
とにかくドラフト1位ルーキー・森木大智投手の投球に、カナフレックスの選手たちはみんな驚いたみたいですね。ちなみに5回まで投げた森木投手から、野手9人のうち8人が9三振を喫しました。
では、その練習試合の結果をご紹介します。今回は阪神ではなく、ビジターであるカナフレックス側から見た試合経過になっています。ご了承ください。
<プロアマ交流戦(練習試合) 4月26日>
阪神-カナフレックス (鳴尾浜)
カナ 000 000 001 = 1
阪神 114 100 100 = 8
※特別ルール
◆二塁打 カナ:古和田、杉本
阪神:井上、藤田
◆盗塁 カナ:福田 阪神:板山、高寺
◆打撃
【カナ】 (打-安-点/振-球/盗/失)
1]右:新宅 (4-0-0 / 2-0 / 0 / 0)
2]二:米倉 (4-1-0 / 1-0 / 0 / 0)
3]左:山崎 (4-1-0 / 1-0 / 0 / 0)
4]三:古和田 (4-1-0 / 1-0 / 0 / 0)
5]中:森田 (3-0-0 / 1-1 / 0 / 0)
6]一:澤田 (2-0-0 / 2-0 / 0 / 0)
〃打:守屋 (1-1-0 / 0-0 / 0 / 0)
〃一:江頭 (1-0-0 / 1-0 / 0 / 0)
7]捕:福田 (3-1-0 / 1-0 / 1 / 0)
〃打捕:喜来 (1-1-1 / 0-0 / 0 / 0)
8]指:杉本 (4-1-0 / 2-0 / 0 / 0)
9]遊:田中慧 (2-0-0 / 1-1 / 0 / 1)
【阪神】
1]中右:豊田 (5-3-1 / 0-1 / 0 / 0)
2]二:北條 (3-1-0 / 1-1 / 0 / 0)
〃三:片山 (2-0-0 / 0-0 / 0 / 0)
3]左:板山 (3-0-1 / 0-1 / 1 / 0)
〃左:江越 (1-0-1 / 0-1 / 0 / 0)
4]右中:井上 (5-2-0 / 2-1 / 0 / 0)
5]指:長坂 (1-0-0 / 0-1 / 0 / 0)
〃打指:栄枝 (4-0-0 / 1-0 / 0 / 0)
6]三二:高寺 (4-2-0 / 0-2 / 1 / 0)
7]遊:遠藤 (3-0-2 / 0-1 / 0 / 1)
8]一:藤田 (4-2-3 / 0-1 / 0 / 0)
9]捕:中川 (4-1-0 / 0-1 / 0 / 0)
◆投手
【カナ】 (安-振-球/失-自)
高瀬 2.2回 14人 73球 (4-0-2 / 4-4)
伊藤 0.0回 4人 11球 (3-0-1 / 2-2)
中田 0.2回 6人 29球 (0-2-4 / 1-1)
瀬古 2.2回 10人 47球 (1-1-1 / 0-0)
秋川 1回 7人 22球 (1-1-2 / 1-1)
東郷 1回 5人 16球 (0-0-1 / 0-0)
迫 1回 5人 22球 (1-0-0 / 0-0)
【阪神】
森木 5回 17人 67球 (2-9-1 / 0-0)
鈴木 3回 11人 42球 (2-3-0 / 0-0)
守屋 1回 7人 17球 (3-1-1 / 1-1)
《試合経過》※敬称略
まずカナフレックスの投手陣から。先発の高瀬は1回、豊田と北條の連打で無死一、三塁として板山の二ゴロ併殺崩れの間に1点を先取されます。2回は先頭・高寺への四球や盗塁などで1死二塁となり、藤田が右翼線へタイムリー二塁打。3回は簡単に2死を取りながら、井上の右中間二塁打と長坂へ四球を与えて降板。
2死一、二塁で代わった伊藤は高寺に初球を左前打されて満塁となり、遠藤は四球で押し出し、さらに藤田の左前2点タイムリーを打たれます。なおも中川に左前打を浴びて満塁とし、ここで交代。次の中田も豊田に押し出しの四球を与え、打者が一巡して最後は北條から三振を奪ったものの、この回4点を失いました。
4回も続投の中田は、先頭・板山から2連続四球。1死後にまた四球で満塁として降板。代わった瀬古が遠藤に左犠飛を許すも、この1点にとどめています。5回は豊田にピッチャー返しの中前打を浴び、北條に四球を与えましたが無失点。6回はこの試合唯一の三者凡退で締めた瀬古です。
7回は秋川が登板。先頭の中川に死球、1死後に豊田の中前打、続く片山は一ゴロ野選で1死満塁となって江越に四球で押し出し。なおも満塁のピンチは井上を空振り三振に、そして立命館大の1つ後輩・栄枝は遊ゴロに打ち取っています。
8回の東郷は先頭の高寺を二ゴロ…と思いきや、この回からファーストに入った江頭が捕球のため一塁ベースを踏んだところで滑り転倒。セカンドの米倉は送球できず、内野安打となりました。しかし以降は四球を1つ与えただけで0点に抑えて終了。
特別ルールで行われた9回裏は迫が登板し、片山と江越を内野ゴロに仕留めて2死となったあと、井上の右前打と栄枝の遊ゴロエラー(珍しく田中慧がトンネル…)で一、三塁としたものの、最後は高寺を一ゴロに打ち取り無失点でした。
最終回に完封を逃れる1点!
次に打線。阪神の先発・森木に対して、1回は新宅が4球で空振り三振、米倉は3球で空振り三振、山崎も3球で見逃し三振。最後の真っすぐはこの日最速の154キロでした。2回は古和田が空振り三振と、4連続三振を喫します。森田は遊ゴロで遠藤の送球エラーがあって出塁するも、二盗失敗。澤田が空振り三振。
3回は福田が三ゴロ、杉本は見逃し三振、田中慧が四球を選びましたが、新宅は遊飛で無得点。4回は先頭・米倉がチーム初ヒットの中前打を放ち、山崎の二ゴロと古和田の遊ゴロで2死三塁とするも、森田は空振り三振。5回は澤田と福田が連続三振のあと、杉本が左中間への二塁打!しかし三塁でタッチアウトとなって、森木から得点を奪えずじまいです。
阪神2人目は、やはりルーキーの鈴木。6回、7回と三者凡退に片付けられ、8回にようやく代打・守屋のセカンド内野安打と福田の中前打で無死一、三塁とチャンス到来!ところが杉本は見逃し三振、田中慧は粘りながらも空振り三振、新宅は3球で空振りと、後続をすべて三振に仕留められました。
無得点のまま迎えた9回。阪神3人目の守屋に対し、米倉が遊ゴロに倒れたあと山崎が中前打、古和田が右翼線二塁打と攻め、さらに森田は死球で満塁。代打・江頭は3球で三振を奪われて2死となるも、続く代打・喜来が左前タイムリー!最後は杉本が右飛に終わりましたが、何とか完封は阻止しています。
同級生・栄枝選手との対面も
この日、試合後は大急ぎで引き揚げるとのことで、話はキャプテンの森田皓介選手にだけ聞きました。カナフレックスは立命館大学出身者が何人かいて、その中でも森田選手は阪神・栄枝裕貴選手と同級生です。「めっちゃ仲よかった」と以前から伺っていたのですが、挨拶を交わす場面には遭遇できなくて残念。
今回は栄枝選手がファームにいたため対戦できるという、森田選手にとっては少し複雑な状況だったのでは?「そうですね。きょうまではここにいてもらってよかったんですけど、もう1軍に上がって活躍してほしいですね」
会話は「あまり時間がなかったから、調子どう?とか野球のことを、ちょこっとだけ」と森田選手。まあ、会うのは久しぶりでも、普段からよく連絡を取り合っているそうですよ。めっちゃ仲がいいんですもんね。
ところで、森木投手はどうでしたか?「めちゃくちゃいいピッチャーですねえ!僕は真っすぐでも変化球でもやられたので…。でも、こういう150キロを常に投げてくるようなピッチャーを打ち崩さないと、僕らも都市対抗とか、先を狙えないと思うので。いいピッチャーを見られたことを糧にしていきたいです」
そして「ベーブルース杯が始まるので、立て直して勝てるように頑張っていきます」と締めくくった森田キャプテンでした。
監督と助監督の談話
藤井助監督は本当に短いコメントだけ。「最後まで試合ができてよかったです」、そして「若い子にはいい経験になったと思います」という感想でした。また翌27日も練習試合があり、日本製鉄東海REXと対戦したカナフレックス。今度は7対0の完封勝ちだったそうで「きょうはいい試合ができました」と話しています。
締めは福間監督です。まず「森木、いいねえ!球はもちろんだけど、思ったより体もできている。高校生とは思えないね。うちの選手たちは153キロとか154キロなんて、見たことないんだから。真っすぐだけじゃなく、カットボールやフォークもよかった」と森木投手について。
さらに「あとは緩急の緩い球かな。カーブの質がもっと上がれば、言うことないね。阪神・秋山のカーブがあったら打てないよ。でも本当に、いいもんはいい!」と、やはりピッチャーだった福間監督だけに、今後の展望も追加されましたね。
一方、カナフレックスの先発・高瀬翔悟投手には「いい球を投げるんだけど、緊張したのかな?」とのこと。とはいえ、序盤に阪神打線のバットを何本もへし折っていましたね。バキッと折れたというものや、これは折れたかな?ひびが入ったかも?という音を合わせると、相当な数だったと思います。
それから、翌日に行われた日本製鉄東海REXとの試合は「ピッチャーよかったよ。先発の大石が3回パーフェクト!中嶋と青山は1回1安打ずつ、そのあと大西が3回ノーヒットで、最後は迫が1回1安打」と福間監督。なるほど、計3安打の完封リレーだったんですね。「四球が3つあったけど、攻めていってのフォアボールだから」
また野手陣も「全部で14本か15本くらいヒットを打ったんじゃないかな。古和田が3安打したしね。やっぱり4番やな!鈴木誠也みたいやから“せいや”って呼んでるねん」と笑います。
古和田仁選手はルーキーですが、いい意味で顔つきも動きも落ち着いた雰囲気がありますね。「そうやねん。守備もいいやろ?ことしのルーキーはみんないい。古和田もそうだし、杉本も守屋も打つし。ピッチャーの大石、瀬古、中嶋、東郷。ことしのルーキーはいいぞ!」。それは楽しみですねえ。
トレーナーが伝えた言葉とは…
そして「ここへ来て、完璧な試合ができた。みんな自信になったはず」と福間監督は言いました。実は、その理由に思い当たることがあったそうです。
26日の阪神戦が終わったあとベンチ前でミーティングを行っていた時、輪の中心で能登洋平トレーナー(33)が話しているのを私も見ました。声は聞こえなかったものの、すごく力を込めて何か伝えているように思えたのです。それが選手たちの意識を変えさせたのではないかという福間監督。どんな内容か聞いてもいいですか?
「トレーナーが選手たちを前にして、『きょうは締まりがなかった。アップの時から今までと違って、浮ついた感じがしていた』という話をしたんよ」
これまでにも、そういうことはあったんですか?「いや、なかった。初めて!」。そうなんですか。「やっぱり阪神と試合をするってことで、ちょっと平常心ではなかったのかも。そのひとことが効いたんだと思う。それで、次の日は締まった試合ができたんだろうね」
なるほど。練習が始まる際のウォーミングアップで既に、能登トレーナーは普段と違う選手の姿が気になったんですね。それが試合にも出てしまって、このままではいけないと、ミーティングで口を開かれたのでしょう。これが今季のカナフレックスにとって、大きな分岐点となるかもしれません。
照準は都市対抗2次予選!
4月に行われた企業チームとのオープン戦は全部で5試合あり、4月10日のNTT西日本には負けましたが、17日のミキハウスは4対3で逆転勝ち。18日の三菱重工Westは3対7で敗れたあと、21日のJR四国に勝って、最後は27日の日本製鉄東海REXに7対0の完封勝利で、3勝2敗という戦績です。
このあと岐阜で開催される『第74回JABAベーブルース杯大会』に出場するカナフレックス。3月の『第76回東京スポニチ大会』は、社内における新型コロナ感染拡大で辞退したため、今季の“日本選手権対象大会”出場は、このベーブルース杯大会だけになりました。そのあとは今月下旬から始まる都市対抗野球近畿2次予選に臨みます。
なおベーブルース杯大会は5月1日開幕予定でしたが雨で順延され、2日から始まります。カナフレックスの初戦は大会2日目だったので、1日ずれて3日の第1試合(長良川球場)。相手は北海道ガスです。次が4日の第1試合(大垣北公園野球場)で日本製鉄かずさマジックと、予選リーグ最後は5日の第3試合(長良川球場)で、ジェイプロジェクトと対戦です。
なおこのベーブルース杯大会には、元阪神の藤田太陽監督(42)が率いるロキテクノ富山も出場するんですよね。別ブロックなので予選で対決しませんが、同じ球場での試合はダブル観戦予定です!予選でブロック1位になれば6日の決勝トーナメント(準決勝、決勝)に進出。両チームが勝ち上がってくれたら最高ですね。
おまけ・阪神ファーム対大和高田クラブ
最後に、阪神ファームはカナフレックス戦の翌日、27日に大和高田クラブとも試合を行いました。元阪神の佐々木恭介さん(72)が監督で、ことしから久保康生さん(64)がアドバイザーを務めています。試合は6対1で阪神が勝ちました。
それと、昨年までカナフレックスに在籍していて、1年前の試合でも先発だった黒岩龍成投手(26)が大和高田クラブに移籍して、この日も先発しています。まさかエースピッチャーが同じ近畿、同じ京滋奈地区のチームに移るとは…。驚きました。今後も対戦があるでしょうね。
カナフレックスとは無関係ですが、大和高田クラブ戦の結果もお伝えします。前日に今季初めて守備にもついた北條選手が、この日はショートで先発出場。同じく前日は途中出場だった江越選手もスタメンでした。他に小幡選手、島田選手、原口選手が1軍から出場しました。
なお、この個人成績は阪神のみ、試合経過も阪神主体です。
<プロアマ交流戦(練習試合) 4月27日>
阪神-大和高田クラブ (鳴尾浜)
大和 001 000 000 = 1
阪神 120 000 003 = 6
※特別ルール
◆二塁打 大和:大谷 阪神:小幡2
◆盗塁 大和:大谷、西浦 阪神:藤田
◆打撃 (打-安-点/振-球/盗/失)
1]中:江越 (1-1-1 / 0-1 / 0 / 0)
〃打中:豊田 (2-1-0 / 1-1 / 0 / 0)
2]二:小幡 (5-2-0 / 1-0 / 0 / 0)
3]左:島田 (3-2-2 / 0-2 / 0 / 0)
4]右:井上 (4-1-2 / 1-0 / 0 / 0)
5]一:原口 (4-1-0 / 0-0 / 0 / 0)
〃捕:片山 (1-0-1 / 0-0 / 0 / 0)
6]遊:北條 (2-0-0 / 1-0 / 0 / 0)
〃遊:高寺 (3-0-0 / 2-0 / 0 / 0)
7]指:陽川 (3-1-0 / 1-0 / 0 / 0)
〃打指:栄枝 (1-1-0 / 0-0 / 0 / 0)
8]三:遠藤 (4-1-0 / 2-0 / 0 / 0)
9]捕:中川 (0-0-0 / 0-2 / 0 / 0)
〃捕一:藤田 (2-1-0 / 0-0 / 1 / 0)
◆投手 (安-振-球/失-自)
川原 3回 13人 51球 (4-3-1 / 1-1)
牧 2回 7人 26球 (0-1-1 / 0-0)
小野 1回 3人 8球 (0-1-0 / 0-0)
尾仲 1回 4人 28球 (0-1-2 / 0-0)
岩田 1回 3人 9球 (0-1-0 / 0-0)
岡留 1回 3人 13球 (0-1-1 / 0-0)
《試合経過》※敬称略
まず投手陣から。先発は川原で、1回に内野安打(投手、捕手がお見合い)で出した走者に二盗を許すなど、2死三塁としたあと4番・西脇に四球を与えますが、その西脇を塁間で挟殺。事なきを得ました。2回は三者凡退です。
しかし3回、先頭の8番・西浦に中前打、そのあと連続三振を奪うも二盗を決められ、2番・大谷に中越えのタイムリー二塁打を浴びました。続く3番・松本にも左前打と、自身の暴投で2死二、三塁としますが、西脇は中飛に打ち取って1点で終了。
4回から牧が登板して三者凡退。5回は先頭に四球、犠打と内野ゴロで2死三塁となったものの、最後は3回にタイムリー二塁打を放った大谷から空振り三振を奪って無失点でした。6回は小野と藤田のバッテリーに代わり、3番からを三者凡退に切って取ります。
7回は尾仲。1死から連続四球を与えますが、投ゴロ併殺打で無失点。8回の岩田は9球で三者凡退。そして9回は岡留と片山のバッテリーに交代して、西脇を3球で空振り三振、次は四球を与えたものの、最後は一ゴロ併殺打!結果的に3人で片付けました。
変わって打線。1回は江越の右前打と小幡の右中間二塁打、島田の死球で無死満塁として、井上の右犠飛で1点を先取します。2回は1死から陽川、遠藤が連打、中川は四球を選んでまた満塁となり、江越の四球で押し出し。小幡は一ゴロで遠藤がホームでアウト。2死満塁で島田がショートへのタイムリー内野安打。この回2点追加。
3回は原口の中前打、4回は中川の四球と代打・豊田の右前打などでチャンスを作りますが得点にはつながらず。5回と6回は三者凡退でした。7回は大和高田クラブ2人目の山本竜から、藤田が中前打と盗塁、島田が四球を選んだのですが、ここは0点で2者残塁。8回も2死から代打・栄枝が右前打しただけ。
ゲームとしては3対1で阪神の勝ちですが、特別ルールにより9回裏まで行われ3点を加えています。相手投手は西。1死後に豊田が死球、小幡は右中間への二塁打で二、三塁となり島田が右前タイムリー。1死一、三塁で井上は左前タイムリー。なおも1死一、三塁で片山の一ゴロで島田も生還。最後の高寺は二ゴロで終わりました。
<掲載写真は筆者撮影>