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【土浦市】キッチンカーも出店!染物や絵付け体験もできる「Eヴィレッジモノづくり祭」9/18(日)開催

コイケケイコ土浦在住ライター(土浦市)

手作りの温もりを体感することのできるイベントが土浦市板谷にある「Eヴィレッジ」で開催されます。その名も「モノづくり祭」。Eヴィレッジに集う“モノづくりの村人たち”とその仲間たちがそれぞれの特技を生かした体験会や販売会を開催。敷地内にはキッチンカーも登場します。

駐車場も完備、子どもたちが参加できるコンテンツも盛りだくさん!

土浦駅から車で12分。国道64号線(土浦笠間線)沿い、若松町と土浦バイパス入口の信号のちょうど中間あたりに「Eヴィレッジ」があります。土浦バイパス入口から向かう場合は、国道に面した高台に上の写真のような看板が掲げられているのが目印です。

若松町(土浦駅)方面から向かう場合は、高台に掲げられた「ちょうど工房」「e←」の2つ看板が目印。国道から路地に入ってすぐ右側に「モノづくり祭」の会場となる「Eヴィレッジ」があります。

こちらが「Eヴィレッジ」。イベント当日の9月18日(日)は、この広々とした敷地全体で陶器の絵付けや染め物などのモノづくりを体験できたり、ステージが設けられてダンスや音楽コンサートなども開催予定です。

※当日駐車場のEヴィレッジの先、「株式会社中島組」さんの敷地に無料で停められます。

【モノづくり体験①】絵付け体験(ちょうど工房)

事前予約なしで当日参加申し込みができるのが「ちょうど工房」が企画する、陶器に絵付けをする体験です。

「ちょうど工房」は、Eヴィレッジ入ってすぐ右側にあります。この工房は、陶芸作家として活躍する塩谷良太さんが代表を務め、自身の創作活動の場として、また陶芸教室も行われています。

イベント当日は、あらかじめ用意された素焼きの陶器に絵付け体験ができます。費用は500円で、絵付けした焼き物はその日持ち帰ることができます。

色は10種類から自由に選べます。焼き上がったときのサンプルも置かれているので参考にしながら楽しく絵付けを体験してみましょう。

銅など原料に含まれている化合物によって、塗った時と焼き上がりに違いが出てくるのも面白いです。例えば黄緑は、焼き上がっても比較的イメージ通りに仕上がりますが…

深みのある緑は、銅の成分を多く含んでいるので赤い色で塗ったのに緑色に変化します。ところどころに褐色が見られるのもこの色味ならではです。

焼き上がりは同じような色合いでも、原料はこんなに違います。

絵が描くのが得意じゃないという方でも色塗りはとっても楽しいのでぜひ参加なさってみてください。

色を塗った陶器は「ちょうど工房」のスタッフさんがアメリカン楽焼(らくやき)という技法で焼き上げてくれます。楽焼は、小さな窯で焼く陶器のこと。800度で1時間ほど焼き上がります。

もくもくの煙の中から世界にひとつだけの素敵な作品が出来上がるまでの工程をじっと見学するのも楽しいですよ。

工房内では会員さんによる陶芸作品の販売も行われます(上の写真は非売品です)。当日なにが販売されるかはお楽しみです。1000円から購入できるのでぜひ覗いてみてください。

【モノづくり体験②】染め物体験(futashiba248)

「Eヴィレッジ」メンバーである「futashiba248」は、県内の生産者さんから譲り受けた農業廃棄物を活用して染色に取り組んでいるモノづくり工房です。

2022年4月にも取材でお邪魔したことのある工房で、関さんご夫妻が捨てられるはずの廃棄物に再び命を吹き込んで、洋服や小物といった新しいモノへと生まれ変わらせています。

例えば、栗はむいて不要になった鬼皮の部分をじっくりと煮だし、染液(せんえき)を取り出したあと、衣類に染まりやすくする媒染(ばいせん)という工程が行われます。

イベントではその工程のうちの染色体験を行うことができます。

自宅にあるTシャツやストール、マスクなどを持ち込んで「農color」と呼ばれる原料で染めた「自分だけの作品」は1~2時間で色が定着するのでその日持ち帰ることができます。

今回使用する原料は、玉ねぎの皮と栗の木です。(予定)

完全予約制で定員の10名に到達しているため、残念ながらこれからの申し込みは難しいのですが、染色の様子を見ているだけでも十分に楽しめます。

【モノづくり体験③】檜のバラづくり(starflorist)

つくば市にアトリエを構える「starflorist」によるワークショップも行われます。

今回挑戦するのは檜のバラづくりです。

素材は、なんとカンナくず。「Eヴィレッジ」メンバーであり、建築業を営む「イーズ企画工房」が提供する端材のカンナくずを使って素敵な作品を仕上げていきます。

カンナで木材を削ったときに出る檜は、香りも良く心が癒されます。

参加費用は500円。開催時間などの詳細は近日発表されますので、「starflorist」のインスタグラムをチェックしてみて下さい。

普段入ることのできない「職人の現場」を見学することも!

「Eヴィレッジ」入って左側の大きな建物は「イーズ企画工房」といって、アフターフォローの手厚さでも定評のある建築会社です。デザインの提案から住まいづくり、リフォームなどをワンストップで手がけています。イベント当日は、工房内を見学できるほか「こども遊び場」も開設。自然素材でつくる竹馬や竹とんぼで遊ぶことができます。

また、敷地内にバックホーンやフォークリフトなどの建設機械が置かれ、乗った様子を写真撮影することも!

「Eヴィレッジ」には、倉庫のような空間があり、イベント当日は休憩スペースとして開放されます。

倉庫のような建物の扉を開けると、中はなんとショールーム!

この建物を手がけているのが「イーズ企画工房」です。

中の方にもお部屋があって…

書棚の奥には隠し部屋が!

こちらの隠し部屋はイベント当日、「ビダサナ」という針きゅう、マッサージのサロンが出張してきて15分500円で施術を受けることができます。

ちなみにこのコンテナ部分の中にもお部屋があります。どんな雰囲気のお部屋かは、ぜひその目で確かめてみてください!

住まいや店舗の修繕で悩んでいたり、こういう時どうすればいいかなど住まいに関する相談にも乗ってくれるので「イーズ企画工房」のスタッフに気軽にお声がけを。

鉄に関することならなんでもござれ!鉄溶接の現場も見せてもらえます

「イーズ企画工房」の工房に戻ってふと左側を見てみると、垂れ幕の奥で誰かが何かをつくっているようです。

中に入らせてもらうと、顔全体がすっぽりと収まるヘルメットをかぶった男性が笑顔で迎え入れてくれました。この方は「パドロック金工」の大門真さん。磁石でくっつく鉄製品であれば、たいがいのものは加工や修理、取り付けも行ってくれる土浦唯一の“小さな”鉄工房です。

鉄製品といってもイメージが浮かびづらいのですが、例えば車のリアキャリアを一から作ったり。

だらりと伸びきった鉄の橋が頑丈で楽しい遊具に!

錆びた門扉の修繕などもお手の物。大きさなどにもよりますが500円から依頼ができます。

これは鉄で作ったカブトムシ。リアルです!

イベント当日は、大門さんの作業風景を見学することができます。また、特別にその場で溶接仕上げ(500円~)もしてくれますので、壊れたかなと思う鉄製品があれば持ち込んでみてください。見事に生まれ変わらせてくれるはずです。相談にものってくれますので気軽に訪ねてみてくださいね。

キッチンカーも出店、近隣のやきそば屋さんの割引券も!

写真協力/ゆはら ベジ*ガーデン
写真協力/ゆはら ベジ*ガーデン

2つのお店がキッチンカーを出店します。阿見で果樹や野菜作りを行う「ゆはら ベジ*ガーデン」のキッチンカーでは、地元野菜にこだわったメニューが楽しめます。玄米の焼きおにぎり、キッシュは絶品。甘酒スムージーなどのドリンクメニューも人気です。

写真協力/ピトゥカ
写真協力/ピトゥカ

もう1店の「ピトゥカ」では、串焼きやふわふわのかき氷、モンブランなどのスイーツも。

「Eヴィレッジ」近隣のやきそば・お好み焼きのお店「そば久」も今回イベント記念として、特別に割引価格で楽しむことができます。

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今回のイベントのテーマは「つくり つかい つたえ つづけ」。

モノにあふれた現代は、使い捨てが当たり前になっていますが、人の手で生かされるモノたちには、そうした流行とは別次元の楽しみ方があります。たくさんではなく、大切に永く。

見せるためではなく、自分のために、未来のために。

そんな想いも込めたイベントにぜひ足を運んでみてくださいね。

きっと「発見」があるはずです。

Eヴィレッジ モノづくり祭

開催日:2022年9月18日(日)10:00~16:00

※雨天の場合9月19日(月)に順延

開催場所:茨城県土浦市板谷1-4003-11(Eヴィレッジ) MAP

駐車場:あり(無料)

※近隣の株式会社中島組の駐車場をご利用ください MAP

土浦在住ライター(土浦市)

土浦市在住のフリーランスの編集・ライター。海外・国内の旅行関連のガイドブックや書籍制作をはじめ、ブライダル情報誌の編集にも携わる。食べること・飲むことが好きで、趣味が興じて最近では食を中心にWEB、紙媒体などで取材執筆活動中。地元土浦の飲食パトロール、歴史やカルチャー学習も積極的に行っています。

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