【土浦市】謎多き土浦のキャラクター・キララちゃんについて調べてみました！

土浦在住ライター（土浦市）

8/16(金) 19:01

土浦市のイメージキャラクターといえば「つちまるくん」が有名ですが、つちまるくんが誕生するよりも前に土浦の魅力を伝える活動を行っているキャラクターがいます。その名も「キララちゃん」。いつ誕生したの？どこにいるの？今回は謎多きキャラクター「キララちゃん」の秘密に迫ります！

「土浦キララまつり」誕生をきっかけに現れたキララちゃん

そもそもキララちゃんはいつどこで誕生したのでしょう？キララちゃんの魅力を伝え続ける「NPO法人　まちづくり活性化土浦」事務局長・小林まゆみさんに聞きました。

「土浦市では、毎年8月第1土曜・日曜にお祭りが行われます。1951年から1989年までは土浦七夕まつりという名称で愛されたお祭りを、霞ケ浦湖上まつりと土浦七夕まつりを合流させて1990年からスタートしたのが「土浦キララまつり」。その時に誕生したのがキララちゃんです。現在のような“ゆるキャラ”として姿をあらわしたのが2009年のことなんですよ」（小林さん）

土浦市街地を走るキララちゃんバスのキャラクターとしても大活躍！（写真協力／NPO法人　まちづくり活性化土浦）

土浦市を代表するお祭りが名前の由来であるキララちゃん。この世に産声をあげたのが1990年生まれということは…いや、年齢を考えるのは失礼なのでやめましょう。ただ、確実に言えることは、長きにわたって土浦のお祭りのキャラクターとして活躍していること、そして今ではその活躍の幅を広げて土浦市を盛り上げるために多くの活動に参加しています。

もっと知りたい、キララちゃんのこと

キララちゃん誕生のきっかけ、ざっくりとした年齢を知ることができましたが、まだまだ秘密や謎が多そうです。現在把握できている範囲とはなりますが、キララちゃんトリビアをご紹介します。

キララちゃんトリビア①　キララちゃんは5人いた？

キララちゃんは、前述のとおり土浦七夕まつりから土浦キララまつりに名称が変わる際に一般公募によって誕生したキャラクターです。土浦キララまつりがスタートした当初は、毎年公募してその年のキララちゃんを決めていたそう。そのイベントが5年続いたので、キララちゃんは5代目まで存在しました。

現在活躍しているのは最初の年に決定した初代キララちゃん。

ちなみにキララちゃんは、もともと「キララ」の呼称で親しまれていました。2004年にまちづくり活性化バスの名称を公募した際に「キララ」が圧倒的に多かったことから「キララ号」と命名されることに。さらに「より市民に愛され親しまれる」という期待を込めて“ちゃん”が加わり、バスの名称が「キララちゃん」となったそう。それに伴ってキャラクターも「キララちゃん」と呼ばれるようになりました。

キララちゃんトリビア②　キララちゃんは全国に3人いる

「キララちゃんサミット」に参加するため唐草模様の風呂敷を背負い、栃木県栃木市に向かう土浦市キララちゃん（写真協力／NPO法人　まちづくり活性化土浦）

私たち市民にとってキララちゃんといえば土浦市のイメージキャラクターですが、実は全国に３人いるそう。

京都府京田辺市キララ商店街のキャラクターのキララちゃん、栃木県栃木市にある「道の駅にしかた」のマスコットのキララちゃん、そして土浦市が誇るキララちゃんです。

それぞれの街のために活動するキララちゃんが互いを激励しあうために「キララちゃんサミット」が開催され、全国のキララちゃんが集結！いつか土浦市でもサミットをぜひ開催していただきたいものです。

キララちゃんトリビア③　キララちゃんは男の子でも女の子でもない

土浦市のイベントに参加するために地元の床屋さんにヘアスタイルを整えてもらうキララちゃん（写真協力／NPO法人　まちづくり活性化土浦）

「ちゃん」と呼ばれているし、ピンクのワンピースを着ているから、うっかり女の子だとばかり思っていましたが、実はキララちゃん、男の子でも女の子でもありません。さらには人間ではありません、妖精なのです。背中には羽があって空を飛ぶこともできるのですが、たくさんの人たちとふれあいたいと“人間界”での活動は「歩き」が中心になっています。

キララちゃんトリビア④　働き者のキララちゃん

土浦をこよなく愛するキララちゃんの使命は“地域貢献”。土浦市の行事やイベントにも積極的に参加して多くの人を元気づけたり、笑顔を運ぶお手伝いをしています。誕生のきっかけになった土浦キララまつりはもちろん、中城通りの不動院で行われる節分会にも年男・年女の皆さんと一緒に豆まきに参加。キララちゃんに会えると暑さも寒さも吹き飛ぶようです。