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【土浦市】売り切れ必至!土浦を代表する6つの名店が販売をスタート「土浦花火弁当」

コイケケイコ土浦在住ライター(土浦市)

日本三大花火に掲げられる「土浦全国花火大会」が今年も11月2日(土)に開催されます。土浦を代表する6つの名店では、「花火の街」の名にふさわしい「土浦花火弁当」を販売。花火大会のためだけに考案される特別弁当は数量限定。気になるお弁当の内容を確かめにお披露目会場へと伺ってまいりました!

※本記事の最後に「土浦花火弁当」の予約先を紹介しています

これぞオールスター!土浦の名店それぞれが作る「土浦花火弁当」

左から:霞月楼、Dining moon No.385(みやこ)、喜作、土浦食のまちづくり検討委員会委員長、鮨の旦兵衛、さくらガーデン、喜作
左から:霞月楼、Dining moon No.385(みやこ)、喜作、土浦食のまちづくり検討委員会委員長、鮨の旦兵衛、さくらガーデン、喜作

「土浦花火弁当」は、2006年(平成18年)に考案されたもので、今年で18年目を迎えます。年を重ねるごとに話題が話題を呼んで、市民はもちろん、全国から花火を楽しみに訪れる人たちからも人気を集めています。

各店が腕を振るう「土浦花火弁当」はどのようなお弁当なのでしょうか。10月10日(木)に初披露されたお弁当をお店ごとにレポートしてまいります!

土浦花火弁当①…霞月楼(かげつろう)

「霞月楼」は、1889年(明治22年)創業と土浦で最も長い歴史と由緒を誇る老舗料亭です。国内外の要人をもてなしてきた名店の味を楽しめるのはそれだけでもかなりの贅沢。三段重が4000円台で楽しめるというだけあって、毎年販売スタート早々に売り切れてしまうほどの人気ぶりです。

こちらは一の段。からしがアクセントの「土浦芥子蓮根(つちうらからしれんこん)」はシャキシャキ感がたまらない一品。ケースに入っているのは霞ヶ浦白魚の生姜酢合わせで、この時期ならではの希少な素材の味わいが楽しめます。手前の焼き豆腐に見える献立はチーズ香味焼。ザ・日本料理と思いきや、変化球の味わいに心が躍ります。

二段目は、煮物がメインです。こちらにも土浦れんこんを使った献立がありますが、先ほどとは違い、やわらかく炊き上げた上品な味わいです。老舗料亭ならではの出汁のおいしさに包まれるお重です。

三の段はそぼろご飯で、ひき肉は筑波山を望む大地で育った「味麗豚」(みらいとん)を使っています。塩梅が良く上品な味わいで、幅広い年齢層に喜ばれそうです。

三段重のほかに「霞月楼」からは、「発熱容器具沢山釜飯弁当」(2808円/税込み)も販売されています。寒い花火大会の会場でも温かく味わってほしいという想いから発熱容器を用いてアツアツの釜飯を楽しむことができます。釜飯は料亭ならではの丁寧に取った出汁をベースに炊き上げたもの。たっぷりの具材とともにお腹いっぱいに味わえます。

土浦花火弁当②…鮨の旦兵衛(すしのだんべえ)

1967年(昭和42年)創業の寿司の名店「鮨の旦兵衛」が花火大会のために特別に仕上げたお弁当は食べるのが惜しくなるような芸術的な盛り付けが見事です。

「謹製 花火弁当三段重」(3500円/税込み)は、秋の味覚づくし。ちらし寿司には、しゃきしゃき感をしっかりと残した土浦れんこんや肉厚ぷりぷりの蒸し海老、風味豊かなきのこ類と具だくさん。焼き物や揚げ物にはサンマや秋鮭なども。茨城といえばの高級食材・あんこうも楽しめます。

魚より肉!という肉派は「常陸牛 香味焼き重」(2500円/税込み)をどうぞ。茨城のブランド牛である常陸牛のもも肉が容器いっぱいに埋めつくされた様は圧巻!自家製の野菜の香味だれとの相性抜群で、ピリリとした粒こしょうがアクセントに。常陸牛特有の濃厚な味わいを心ゆくまで満喫できます。

土浦花火弁当③…喜作(きさく)

神立駅より徒歩4分の場所にある「喜作」は、ふぐとあんこうの名店。「三段花火弁当「喜作」」(3240円/税込み)は、地元食材を豊富に使ったお弁当でボリュームもたっぷり。特におすすめはふぐの炊き込みご飯。出汁のきいたご飯はそれだけでも絶品ですが、ほぐしたふぐとあわせて味わうとより一層美味に。ふぐやあんこうの唐揚げや喜作の隠れた人気メニュー・ローストビーフなども楽しめます。

土浦花火弁当④…さくらガーデン

宍塚に店舗を構える「さくらガーデン」は、映画やドラマロケの仕出し弁当としても大人気の一店。“お弁当のプロ”が考案する「三段花火弁当「常陸牛のローストと蓮根のひつまぶし」」(4500円/税込み)は、花火をイメージしたうなぎのひつまぶしや土浦れんこんを使ったはさみ揚げ、冷製常陸牛のローストなどまさに茨城づくし。空を見ながら花火を楽しみ、お弁当でも花火の風情を楽しめる粋な計らいが楽しいお弁当です。

三段重のほかに「さくらガーデン」では、国産牛サーロインを贅沢に用いた「ステーキ重」(3500円/税込み)も販売します。

土浦花火弁当⑤…Dining moon No.385(ダイニングムーン ナンバーみやこ)

今年初参加の「Dining moon No.385」(以降みやこ)は、昨年(2023年)川口にオープンしたダイニングバー。「体の内面から健康に」をコンセプトに、無農薬野菜や無添加の食材を使ったオーガニック料理が楽しめます。

そんな「みやこ」が提案するのは「綾京」(あやみやこ/3500円/税込み)という三段弁当。写真左が野菜などを使用したラップサンド、写真右がガーリックシュリンプ、枝豆、ピクルス、ナチュラルポテト、写真上は花火をイメージして仕上げた無添加タコライス。このお弁当のすごいところは、揚げ物はエクストラバージンオイルを用い、白糖を使わずに甘みを引き出しているところです。美味しいのに体に優しいお弁当は女性に人気を集めそうです!

手軽にタコライスを味わえる「タコライス弁当」(2000円/税込み)もあります。

膝の上に広げやすい「土浦花火弁当」の外箱

「三段筒弁当」は、共通の外箱と容器を使っています。取っ手のついたお弁当は持ち運びしやすいものも魅力です。

外箱を広げると3つの容器が収まるような仕組みになっています。お弁当を膝の上に置いて楽しめるので花火を観賞しながら味わえるのが特徴的です。

「毎年楽しみにしています」と話す、安藤市長も試食会の場にかけつけて、店ごとに工夫が凝らされたお弁当を見て満面の笑顔です。

「土浦花火弁当」の予約方法

「土浦花火弁当」の販売は各店舗で行っていますが、予約方法はウェブからやファックス、電話など方法がまちまちなので、すべての受付窓口を担っている「土浦観光協会」の専用サイトから申し込むのがスムーズです。

また、どの店舗も用意するお弁当の数に到達したら売り切れとなりますので、早めの予約がおすすめです。

※「土浦花火弁当」は花火大会当日に設けられる引き渡し場所にての受け取りとなります。

「土浦花火弁当」専用サイトはこちら→土浦花火大会サイト

土浦在住ライター(土浦市)

土浦市在住のフリーランスの編集・ライター。海外・国内の旅行関連のガイドブックや書籍制作をはじめ、ブライダル情報誌の編集にも携わる。食べること・飲むことが好きで、趣味が興じて最近では食を中心にWEB、紙媒体などで取材執筆活動中。地元土浦の飲食パトロール、歴史やカルチャー学習も積極的に行っています。

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