本みりんは「常温で保存して下さい!」料理人が必死の呼びかけ【そのワケとは?】
こんにちは、料理人のぱぷちゃんです!
皆さんのお家には、何種類くらいの調味料がありますか?
料理が好きな方なら、塩だけでも数種類は持っているのではないでしょうか。一方で、あまり料理をしない人でも「醤油」、「砂糖」、「みりん」、「料理酒」といった基本的な調味料くらいは揃えているのではないでしょうか。(え、ない?)
さて、今回のテーマは「みりん」、中でも特に「本みりん」に焦点を当ててみたいと思います。
今回の目次
- みりんには2種類ある
- 本みりんは「常温保存」
- まとめ
みりんには2種類ある
今日の本題に入る前に、皆さんに説明をしないといけないことが1つだけあります。それは…「みりんには2種類ある」ということです!
1つ目が…「本みりん」
2つ目が…「みりん風調味料」
料理をあまりしない人でも名前ぐらいは聞いたことがあるのではないでしょうか?この両者の1番の違いは、「アルコール度数」です。
・本みりん…14%前後
・みりん風調味料…1%未満
見てらもうと分かると思いますが、その違いは一目瞭然です。
本みりんは「常温保存」
今回のタイトルにも書いてある通り、本みりんは「常温で保存して下さい!」
皆さんは、保存していたみりんに「謎の白い物体」が入っていた経験はありませんか?
この白い物体の正体は…「糖分の結晶化」です。
みりんを舐めてみると、分かりますが、かなり甘いです。
実は、みりんには糖分が多く含まれています。そのため、冷蔵保存すると「糖分の結晶化」が起こり、白濁や白い沈殿物が発生するのです。
この、「糖分の結晶化」を防ぐ為にも本みりんは常温で保存するようにして下さい!『常温大丈夫なの?』と思うかもしれませんが、本みりんのアルコール度数は14%とかなり高いので、常温でも問題なく保存できます!
一方で、「みりん風調味料」はアルコール度数が低いため、常温でなく、冷蔵での保存が必須となります。
ちなみに、結晶化が発生しても、みりん自体の品質には問題ないので、そのまま使っても大丈夫です!
まとめ
- みりんには「本みりん」と「みりん風調味料」の2種類がある
- 謎の白い物体は…「糖分の結晶化」によるもの
- 本みりんはアルコール度数が高いので「常温」で保存しても大丈夫!
- みりん風調味料は冷蔵での保存が必須