ルパン三世『ルパンvs複製人間』のマモーに全身が揃っていたら、怪獣映画ばりの巨人になる!?
昨夜、劇場版アニメ『ルパン三世 ルパンvs複製人間』がTV放送されました。
みなさんご覧になりましたか?
こちらは1978年制作の映画で、これまでにも何度もテレビで放送されていますね。
この映画で印象的なのは、なんと言っても、敵キャラクターのマモーの巨大な脳味噌でしょう。別の記事で計算してみたところ、この脳を維持するためには、一日に2億キロカロリー以上のエネルギーが必要だということが分かりました。
・ツイッターでもちょっとした関連情報をつぶやいています。
とまあ、そんな計算をしていたときに、ふと、あることが気になりだしました。
映画では脳だけだったけれど、もしもマモー本体に全身がそろっていたら、どれくらいの大きさになるのか?
脳だけが成長しているのではなく、身体も脳に合わせて成長していたなら、マモーはどれくらい大きくなるのでしょう。
気になって仕方がないので、いつものアニメ科学考察をはじめます!!
さて、ちょっと計算してみましょう!
マモーの脳の大きさは?
まず、脳の大きさを求めます。
このためにはまず、脳味噌の全体像とルパンが同時に画面に表示されるシーンを検証する必要があります。
脳味噌マモーが登場した場面がまさにそんなシーンでした。
このシーンにおけるルパンの身長と脳味噌本体の高さを測ってみました。
(脳の下の神経や側面の出っ張りは計測せず、頭長から前頭葉の下部辺りまでの縦の長さ)
すると、ルパンの身長と、脳味噌の高さは、およそ4:15という結果になりました。
公式サイトによるとルパンの身長は179cmとのことなので、約180cmとして計算すると、脳味噌の高さは約675cm(6.75m)になります。
マモーの身長は?
脳の大きさが分かったので、脳の大きさの約2倍が頭の大きさだと仮定します。
また、成人男性はだいたい7~8頭身と言われていますが、クローンのマモーは頭でっかちな感じだったので6頭身ほどだと考えます。
すると、マモーの身長はおよそ81mと算出されました!
(ちなみに、もしもモデル並みの8頭身なら身長は100mを超えます!)
で、身長81mって・・・
81mの身長と言われてもピンとこないので、他の物と比べてみます。
まず、二階建ての民家は7~9mほどの高さですから、マモーのすねくらいの高さです。
調べてみたところ、渋谷109ビルがだいたい50mだそうですから、マモーはそれよりも高いことになります。
たしか、初代ゴジラが身長50m、平成ゴジラが身長80mだったと思うので、81mはそれと同じようなスケール感!!
世界を掌握するほどの富や、クローン技術などの叡智がなくても、巨大さだけでも脅威です。
もしもマモーに脳以外の身体があったら、『ルパンvs複製人間』は、怪獣映画になっていたかもしれません・・・
はたしてルパンは、その巨大怪獣マモーとどう戦ったのでしょうか?
……全く想像がつきません。
でも、もしそんな映画があったら、ちょっと面白そうですね!