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森保ジャパンのW杯出場を手放しで喜べない理由。「ベスト8進出」が近づいたわけではないという現実。

森田泰史スポーツライター
ボール奪取を試みる遠藤(写真:ロイター/アフロ)

日本のサッカーは、前に進んでいるのだろうか?

カタール・ワールドカップのアジア最終予選で、日本代表はアウェーでオーストラリア代表を破り、本大会出場を決めた。オーストラリアがベストメンバーではなかったとは言え、敵地でアジアの強豪を倒してのカタール行き決定は評価すべきだ。

オーストラリアに勝利した森保ジャパン
オーストラリアに勝利した森保ジャパン写真:ロイター/アフロ

ただ、状況は手放しで喜べるものではない。

ロシア・ワールドカップを終えた後、選手たちはベスト8進出への希望を次々に口にしていた。だが世界最高峰の大会で「8(エイト)」を目標に掲げるためには、課題をクリアしていく必要がある。

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■戦術の課題

現在の日本代表を見ていて、まず気になるのは最終ラインの位置だ。

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スポーツライター

執筆業、通訳、解説。東京生まれ。スペイン在住歴10年。2007年に21歳で単身で渡西して、バルセロナを拠点に現地のフットボールを堪能。2011年から執筆業を開始すると同時に活動場所をスペイン北部に移す。2018年に完全帰国。日本有数のラ・リーガ分析と解説に定評。過去・現在の投稿媒体/出演メディアは『DAZN』『U-NEXT』『WOWOW』『J SPORTS』『エルゴラッソ』『Goal.com』『ワールドサッカーキング』『サッカー批評』『フットボリスタ』『J-WAVE』『Foot! MARTES』等。2020年ラ・リーガのセミナー司会。

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