フラワーパーク、32歳老衰で亡くなる 1996年スプリント春秋制覇 #専門家のまとめ
6日に亡くなったフラワーパークは今は競馬解説者となり競馬業界に復帰された名騎手・田原成貴さんのお手馬だった。デビューから8戦目のシルクロードSから田原騎手が手綱を取り、1996年のスプリントGIを春秋ともに制覇した。
32歳で息を引き取ったが、この馬齢は馬にとって高齢であり2024年4月現在の最高齢GI馬であった。
6ハロン戦に特化したスペシャリストで凄く勝負根性があり、田原騎手がフラワーパークの決め手と根性を引き出した1996年スプリンターズS(GI)は特に記録にも記憶にも残るレースだった。
ココがポイント
▼東京スポーツがフラワーパークの主戦騎手だった田原成貴元騎手(現・競馬評論家)の当時を振り返ったコメントを掲載
・フラワーパーク32歳で死す 勝った96年高松宮杯、スプリンターズSで手綱取った田原成貴氏「すごく思い入れが強かった」(東スポ競馬)
▼フラワーパーク初のGI勝ちは1996年の高松宮記念。道中2番手から3角で抜け出すと後続を寄せ付けず完勝した
1996年 高松宮杯(GⅠ) | フラワーパーク | (JRA公式チャンネル)
▼エイシンワシントンとの激しいマッチレース、フラワーパークは最後の最後にクビ差だけ差し切った
1996年 スプリンターズステークス(GⅠ) | フラワーパーク | (JRA公式チャンネル)
▼存命最高齢GI馬だったフラワーパークの足跡のまとめ記事
・フラワーパーク死す 96年高松宮杯、スプリンターズS制す 32歳、最高齢のG1馬(日刊スポーツ/Yahoo!トピックス)
エキスパートの補足・見解
一時は競馬業界を離れていた田原さんだが、紆余曲折ののち、このようにメディアで公式に当時のフラワーパークについての想いを含めたコメントを読めるのは、筆者も一読者として大変嬉しい。
1996年スプリンターズS、あのエイシンワシントンとの最後の直線のデッドヒートの映像と田原さんのコメントを合わせて味わっていると、エイシンをかわせそうでかわせない、かわせない…いや、ここから食らいつくのか、そして…といった光景が再現され、胸を熱くする。
あの興奮を我々に与えてくれたフラワーパーク号の32歳の大往生、心よりご冥福をお祈り申し上げます。