1億6200万ドルの契約を得た投手のシーズン初登板はいつ!? 故障で出遅れ、さらに新たな故障も発生
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昨オフのFA市場に出た投手のうち、ジェイコブ・デグロームとカルロス・ロドーンは、総額1億5000万ドル以上の契約を手にした。デグロームはテキサス・レンジャーズと5年1億8500万ドル、ロドーンはニューヨーク・ヤンキースと6年1億6200万ドルの契約を交わした。
デグロームは、キャンプイン早々の2月半ばに左脇腹の痛みを訴えたものの、開幕に遅れることなく、4月11日にはシーズン3度目のマウンドに上がった。一方、ロドーンは、まだ0登板だ。3月上旬に左腕を痛め、故障者リストに入って開幕を迎えた。
それでも、今月中には復帰する見込みだったが、ここへきて、雲行きは少し怪しくなっている。アーロン・ブーン監督は、4月11日にポッドキャストの番組、トーキン・ヤンクスで、ロドーンの腰に張りがあると語った。
深刻な状態ではなく、予定よりも数日遅れる程度だというが、予断は許さない。ロドーンは、故障が多い投手だ。昨シーズンは178.0イニングを投げたものの、8シーズンのうち、規定投球回に達したのは他に1度、2016年の165.0イニングしかない。先発25登板以上も、この2シーズンだけだ。
直近2シーズンのスタッツは、2021年が132.2イニングで奪三振率12.55と与四球率2.44、防御率2.37とFIP2.65、2022年は178.0イニングで奪三振率11.98と与四球率2.63、防御率2.88とFIP2.25と優秀ながら、投げられないのでは意味がない。
ただ、ロドーンだけでなく、他の先発投手2人、ルイス・セベリーノとフランキー・モンタスも欠いているものの、今のところ、彼らの不在はヤンキースの大きな問題点にはなっていない。ここまでの11試合は、7勝4敗だ。
敗れたのは、クラーク・シュミットとドミンゴ・ハーマンの各2登板。どの登板も5イニング未満の2人と違い、こちらも代役のジョニー・ブリトーは、2登板とも5イニングずつを投げて計1点しか取られておらず、ゲリット・コールとネスター・コーテズは実力を発揮している。