世界のスターシェフがやってきた!全アジアが注目する博多の新ガストロスポット「GohGan」【福岡】
博多を流れる那珂川のほとりに佇む3階建ての近未来的なビル 010 BUILDING 。ここが今、アジア中のフーディーズの話題をさらっています。なぜなら1階に、Gaggan Anand(ガガン・アナンド、以下ガガン)さんと福山剛(以下ゴウ)さんという世界的に有名なふたりのスターシェフがコラボした GohGan(ゴウガン)が、3階にはゴウさんの知識と経験の集大成ともいえる新しいファインダイニング Goh(ゴウ)が誕生したのですから。
タイ・バンコクでユニークなダイニング Gaggan Anand などを手がけるガガンさんは、“レストラン界のアカデミー賞”と称される世界的なレストランランキング「アジアのベストレストラン50」で史上初の4連覇!という偉業を成し遂げたインド人シェフ。
ゴウさんは、20年の歴史に幕を降ろした博多の名フレンチ La Maison de la Nature Goh のオーナーシェフで、”西中洲の太陽”として慕われるほがらかで優しい人柄も相まって九州を中心に韓国や中国、東南アジアなどで人気が爆発。名声とともに東京に逆輸入(笑)された異色の経歴の持ち主です。
そんなふたりのコラボレストランが日本にやってくるという電撃ニュースがアジア中のフーディーズをざわつかせてから6年。待ちに待ったオープンです。
GohGanが提唱するeasy-kayaとは?
GohGan のコンセプトは“easy-kaya(イージーカヤ)”。ガガンさんの母語である英語の“easy”(気軽な・カジュアルな)と、ゴウさんの母語である日本語の“居酒屋”の”カヤ”をかけ合わせました。
つまり気軽にワイワイ楽しめる居酒屋というわけで、予約もできるけれどふらっと立ち寄った一見さんもOK。グループでもひとりでも食事でも二次会でも使いやすいアラカルトのメニューがリーズナブルな価格帯で揃っています。
そんな”居酒屋設定”なのに料理はといえば、世界中どんなレストランを探しても出合うことのできないオリジナリティに溢れた唯一無二の味。世界的なトップシェフならではのクリエイティビティや技術から生まれたインド×タイ+フレンチ×九州料理なんて想像しただけでもわくわくしますよね。とりわけインドとタイの技術で日本の食材を調理したカレーはもう世界一と言いたいレベル。カレーファンじゃなくても必ず食べるべきひと皿なんです。
Goh のコンセプトはターブルドット
一方、3階でゴウさんが手がける Goh のコンセプトは“ターブルドット”。その日のゲストがひとつのテーブルに集まり、シェフやサービススタッフもゲストに混じって交流しながら、みんなが同じ料理を一緒に食べることで、一期一会の見知らぬ人同士が繋がるというフランスの田舎で始まったスタイルで、コロナ禍でレストランの存在理由が改めて問われた今、その価値が見直されています。
おいしい料理と楽しい時間を分かち合うという温かいコンセプトは、今の時代の気分にもゴウさんのキャラクターにもぴったり。世界の中でもゴウさんは飛び抜けてターブルドットと親和性が高いシェフですから。
福岡や九州を中心に長い間関係を築いてきた生産者さんから届くとっておきの食材を使った料理は、クラシックなフランス料理のテクニックを使ったソースもあれば、まるで和食のような出汁のうま味を味わうスープや、もはや何料理と呼べばよいのかわからない締めの雑炊もあるといったゴウさんワールド全開。世界で今のメインストリームになっている“何料理より誰料理”にも合う、まさに“ゴウさん料理”です。
日本で初めて皇室に納める洋食器を手がけた窯元でつくられたオリジナルのお皿をはじめテーブルウェアやカトラリー、ペアリングのワインから最後のお茶までと、すみずみまで心のこもったおもてなしも嬉しい。
アジアで有名な LAMP BAR も登場
2階には、こちらもアジアで有名な奈良のバー LAMP BAR のオーナー・金子道人さんがプロデュースするオリジナルカクテルが揃ったBAR 010 と、ニューヨークのクリエイティブ・ファウンダー OTBA が手がけるシアターレストラン THEATER 010 があり、こちらでは GohGan の料理やドリンクを楽しめます。
福岡に旅する予定があったら真っ先に予約したい、というかこのために福岡に旅立ちたい。博多の新しいデスティネーションレストランです。
予約/010 BUILDING