春は一年で一番牛乳がおいしくなる季節。でも、春休み期間と重なることで牛乳の消費が削減されます。鳥取県民のソウルフードともいえる白バラ牛乳もしかり。それはもったいないと、とっとり・おかやま新橋館では、白バラ牛乳を贅沢に使用した“生乳ロス削減”のグルメフェアを開催中です。記事の最後にお家でも楽しめるよう一部のレシピを紹介しています。

高品質日本一を誇る白バラ牛乳

地酒ならぬ地牛乳が大好きな筆者。旅先でその土地の牛乳を見つけると必ず購入して飲んでいます。白バラ牛乳との出会いは2012年。ほんのりとした甘みとコクがあり、後味がサッパリした味に感動し、その後も鳥取に出かけるたびに白バラ牛乳を飲むようになりました。最近は都内のスーパーなどでも白バラ牛乳を見かけるようになり嬉しい限りです。

鳥取県の学校給食では白バラ牛乳が出されているそうで、鳥取県民のソウルフードと言えるでしょう。

白バラ牛乳を製造・販売しているのは大山乳業農業協同組合。鳥取県内の酪農家はすべて大山乳業農協の組合員、これって全国的にもとっても稀なことなんです。組合では牛の健康管理や飼育環境づくりにこだわり、牛の健康状態を調べる健診で22年間日本一となっています。それはつまり白バラ牛乳の品質が日本一ということなんです。

そんな白バラ牛乳が一番おいしくなるのが春先。牛乳なんていつ飲んでも一緒だと思っていたのですが、牛にとって一番過ごしやすい季節の春は、乳脂肪分や無脂乳固形分などが増え、濃くておいしい牛乳となるそうなんです。

パック横の成分表示は最低限の数字。それを超えているときもあるんですよ。春の牛乳は飲まないと損です。

鳥取白バラ牛乳グルメフェア開催中

そんなおいしい牛乳が、春休み給食がなくなることで需要が減少してしまいます。そこで生乳ロスを防ぐため、とっとり・おかやま新橋館では「鳥取白バラ牛乳グルメフェア」を3月14日まで開催中です。

レシピを開発したのは大の白バラ牛乳ファンだという、ミルク料理家・管理栄養

士・フードビジネスコーディネーターの小山浩子さん。

期間中4種類の白バラ牛乳を使ったメニューを2階レストラン「ももてなし家」でいただけます。試食させていただいたので感想と一緒に紹介します。

THE・白バラ ミルクリゾット

白バラ牛乳のおいしさをストレートに味わってもらいたくて、あえて具はいっさいいれず、さらにお水は使わないで白バラ牛乳だけで作ったリゾットです。イカ墨で黒くしたのは、白だから黒というちょっとしたユーモアなのだとか。

お米の歯ごたえを残しつつ、かむと口の中にほのかな牛乳の甘さが広がります。

ミルクを飲んだ白バラハンバーグ～白くないミルクトマトソース仕上げ～　

ハンバーグのつなぎにはパン粉と卵ではなく、白バラ牛乳に浸したオートミールを使用。栄養面で食物繊維もプラスされています。ソースも白くならないギリギリまで白バラ牛乳を加えているそうです。

オートミールでしっかりとした歯ごたえになっているハンバーグ。トマトケチャップベースの独自配合のミルクソースがポイントの栄養満点なハンバーグ。

THE・白バラ

甘さを抑え、食べる白バラ牛乳として考えたというデザート。ほんのりとバラの香りがします。

ミルクプリンを想像して食べると、そんなに甘くなくてちょっとビックリ。見た目よりサッパリしています。

苺をトッピングした～とろける大山ミルククリームコッペパン～

酪農家さんへのリスペクトを込めて考えたメニューだそうです。酪農家さんから教わった牛乳のおやつミルク餅をアレンジしています。

どこか懐かしい甘さ控えめのクリームは、たっぷりクリームが入っているのに何個でも食べられそうな、危険なおいしさ。

その他にも大山白バラ牛乳のカフェオレ（アイス・ホット）各500円（税込）、大山白バラ牛乳（アイス・ホット）各400円（税込）などがあります。

期間中は1日先着50名様限定で、ももてなし家でお食事をされた方に「白バラ牛乳

200ml」をプレゼント。

1階のアンテナショップも必見

筆者は1階の大山白バラソフトクリームも大好き。こちらは1年中食べられます。岡山の蒜山ジャージー牛乳ソフトクリームもあるので、食べ比べするのも楽しいですよ。

白バラプレミアム　ブルーベリー＆クリームチーズは、昨年優良ふるさと食品中央コンクール国産畜水産品利用部門で農林水産大臣賞を受賞した逸品。お土産におすすめです。

もちろん白バラ牛乳も購入できます。生乳を70%使用した甘さ控えめの白バラコーヒー牛乳はネットで「幻のコーヒー牛乳」と呼ばれている人気商品。こちらも手に入りますよ。

白バラグルメレシピ紹介

最後に苺をトッピングした～とろける大山ミルククリームコッペパン～のレシピを紹介します。

＜材料　各4本分＞

グラニュー糖：大さじ2（24g）／片栗粉：大さじ2（20g）／白バラ牛乳：300ml

／はちみつ：小さじ1（7g）／ホワイトチョコレート：30g／ミルクチョコレート：30g／コッペパン：8本／大山バター：24g／いちご：12粒

<下準備＞

・チョコは手で細かく折っておく。

・バターは約3gのスティック8本に切って冷やしておく。

・パンは購入したらすぐに冷凍庫で冷凍しておく。

・いちごは縦半分に切る。

＜作り方＞

１．フッ素樹脂加工のフライパンにグラニュー糖と片栗粉を加えよく混ぜ、牛乳を少しずつ混ぜて片栗粉をしっかり溶く。はちみつを加える。

２．底を混ぜながら中火で加熱。底からポコポコと沸騰して粘りがでるまでしっかり加熱。

　※5分程度を目安に加熱する。（シリコン製の泡だて器がおすすめ。）

　※レシピの倍量以上作る場合、焦げやすくなるためヘラで底をよく混ぜる。

３．フライパンから150g（※半量）をボールに取り分け、ホワイトチョコレートを加えて滑らかになるまで混ぜる。残りにミルクチョコレートを加え混ぜる。60度でミルクチョコを混ぜ、55度に下がったタイミングでホワイトチョコを加え混ぜる。４．それぞれ絞り袋に入れる。氷水に入れて冷やす。

　※絞り袋は使い捨てのもので可。冷蔵庫で保管。

５．コッペパンを凍ったままトースターで4～5分焼く。パン切り包丁で中央に切り込みを入れ、バターを1本入れる。クリームを1本に約45gを目安に絞る。

６．切り口を上にして苺を並べる。

春休み、ぜひ親子でチャレンジしてみてくださいね。