「【ぐるなび】期間限定ポイントがもうすぐ失効します！」

1月25日、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言まっただ中。この日、筆者のもとに「ぐるなび」から、こんなメールが届きました。

筆者が「Go To Eatキャンペーン」対象店舗で、11月に飲食してためた3000ポイント（3000円分）が、「明日」失効するというのです。

「えっ！　緊急事態宣言中なのに、Gp To Eatのポイントが失効!?　しかも、明日!?」

筆者はここ数か月は複数人での外食を避けているし、そもそも現在東京都などは、現在の状況ではGo To Eatポイント利用は避けるよう呼び掛けています。そんな中、「明日までに」外食しないとポイントがなくなると言われても……。

「いや、これはさすがに、おかしいのでは」。そう思い、筆者は、Twitterで聞いてみたり、自分で調べてみたりしたところ、実は「ポイントは失効後に再付与されるらしい」と分かりました。

メールに書かれた文字をよく読むと、「GoToEatキャンペーンおよび大阪府少人数利用飲食店応援キャンペーンのポイント有効期限延長のお知らせ」とあり、失効後に新たなポイントを付与いたしますと書かれています。

ただ、文章がちょっと分かりづらくて、筆者は「大阪府だけの話かな？」と混乱しました。

そこで、ぐるなびに取材して確認したところ、「12月、1月が期限のGo To Eatポイントは、いちど失効するが、その後、最長3月31日まで使えるポイントが再付与される」で間違いないとのことです。

再付与されるのに、なぜ「失効」メールが？

実はぐるなびは、GoToEatポイントについて以前、

と発表しており、対象者には事前に「GoToEatのポイントは、失効したあと再付与します」というテキストメールも送っていたそうです。いました。

そう聞いて、メールボックスをよくよく探してみると、ありました。1月22日付で「GoToEatキャンペーンおよび大阪府少人数利用飲食店応援キャンペーンのポイント有効期限延長のお知らせ【ぐるなび】」というタイトルのメールがありました。筆者はタイトルの意味がよく分からなくて、完全に見落としていました……。

Go To Eatも「通常の期間限定ポイント」と同じ扱いにして混乱

ぐるなびは今回、通常の期間限定ポイントとGo To Eatのポイントを合計して、失効を告知するメールを配信していたそうです。

通常の期間限定ポイントは、予定通り失効します。一方で、Go To Eatのポイントは、一度失効した後、再付与される、というイレギュラーな対応になっています。

しかし、それぞれのポイントを分けて通知するのが、システム上難しかったそうです。

このため、失効するポイント合計を通知したうえで、注意書きで「Go To Eat分は失効しない」と追記することにしたそうです。

その結果、Go To Eat分のポイントしか持っていなかった筆者が、「Go To Eatポイントが失効する」と誤解することになってしまいました。

筆者のようなユーザーに対してぐるなびは「ご指摘は真摯に受けとめ、ユーザー様にとってよりご理解をしていただきやすい方法を社内で検討し、今後のサービスに反映していきたい」と話しています。