プロ野球・阪神タイガースが9月14日、甲子園球場での巨人戦に勝利し、2005年以来、18年ぶりのリーグ優勝を決めました。

　岡田監督が「アレ」と表現してきたリーグ優勝がついに実現。新聞各社は、大阪市内など関西地方を中心に同日、優勝を伝える号外を配りました。

　号外は無料で配布されますが、その場にいないともらうことができません。このため、号外が欲しいけどもらえなかった人がフリマアプリで購入する動きが一般化しており、号外は出るたびに「メルカリ」で大量に流通します。

　15日午前10時時点で、メルカリでは阪神優勝の号外が活発に取引されています。号外は日刊スポーツやデイリースポーツといったスポーツ新聞、毎日新聞など全国紙、神戸新聞などの地方紙も出しており、メルカリではさまざまな新聞社からの号外が売られています。

　価格は送料込みで1部1000円弱に設定しているものが多く、出品した人の“利益”は、出品手数料や送料などを差し引くと、800円程度といったところでしょう。

　また、メルカリでは、「阪神優勝セール」と銘打って、鉛筆のセットやカツラなど、まったく関係ない商品のセールを行っている人も多くいます。

　阪神の地元・甲子園（兵庫県）や大阪では15日から、優勝セールがさまざまな店舗で行われるでしょう。阪神に関係する企業やスポンサーだけでなく、無関係な商店なども優勝セールを行い、地元の消費拡大に貢献しそうです。

　ネット上やフリマアプリでも同様に、ブームに乗っかったセールが今後、一般化してくるのかもしれません。