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河村たかし名古屋市長が歌手デビュー。「何をやってもしかられる」でもしかられるのか? #専門家のまとめ

大竹敏之名古屋ネタライター
最近では珍しい大村秀章愛知県知事(右)との笑顔のツーショット(写真:つのだよしお/アフロ)

河村たかし名古屋市長が歌手デビューを果たしました。曲は自ら作詞した『何をやってもしかられる』。お得意の自虐パフォーマンスを歌にした恰好ですが、その評判と反応は? 曲名の通り、歌を唄ってもしかられる(?)ことになるのでしょうか? 地元での反応や地元メディアの報道を中心にまとめます。

ココがポイント

ステージに現れたのは、愛知県名古屋市の河村たかし市長。イベントの応援スピーチか何かか…と思いきや、なんと歌手としての登壇だった
出典:アサ芸プラス 2024/9/8(日)

名古屋市の河村たかし市長は、自身の歌手デビューについて”公務”だという見解を示しました 
出典:名古屋テレビ【メ~テレ】2024/9/17(水)

愛知県の大村知事は「はっきり言って、あきれた。そんなに嫌だったらお辞めになることをおすすめする」と述べ、批判しました。
出典:NHK 東海のニュース 2024/9/18(木)

エキスパートの補足・見解

市長在任中にまさかの歌手デビュー。金メダルをかじっては大バッシングを受け、肝いりの名古屋城木造化計画は遅々として進まず、その説明会での差別発言問題への対応にも非難が集まるなど、何かと物議を醸す市長の言動には慣れっこの名古屋人もこれにはびっくり! しかし、SNSでの反応を見ると、予想通り「しかる」(=苦言を呈す)人が多い一方、面白がる声もある程度聞こえてくることは確かです。

曲のタイトルに「なにをやってもしかられる」とつけるほどですから、反対意見が少なからずあることは当然、想定内なのでしょう。河野太郎デジタル大臣への反論が、歌手デビューの話題とセットになることで注目度が高まったのは事実で、批判も受け止めつつ結果的に注目を集めるという河村流炎上商法のひとつといえるかもしれません。ともあれ、公務でしっかり成果をあげて注目を集めてくれよ、というのが市民の偽らざる本音でしょう。

実は筆者も歌手デビューについてインタビュー取材を申し込んだのですが、窓口は市ではなく市長の個人事務所へと回され、結局連絡がないまま。公務であるにもかかわらず窓口が市ではなかったことに疑問を感じた・・・というエピソードもつけ加えておきます。

名古屋ネタライター

名古屋在住のフリーライター。名古屋メシと中日ドラゴンズをこよなく愛する。最新刊は『間違いだらけの名古屋めし』。2017年発行の『なごやじまん』は、当サイトに寄稿した「なぜ週刊ポスト『名古屋ぎらい』特集は組まれたのか?」をきっかけに書籍化したもの。著書は他に『サンデージャーナルのデータで解析!名古屋・愛知』『名古屋の酒場』『名古屋の喫茶店 完全版』『名古屋めし』『名古屋メン』『名古屋の商店街』『東海の和菓子名店』等がある。コンクリート造型師、浅野祥雲の研究をライフワークとし、“日本唯一の浅野祥雲研究家”を自称。作品の修復活動も主宰する。『コンクリート魂 浅野祥雲大全』はその研究の集大成的1冊。

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