兄弟ゲンカがひどくなる!?「兄弟の仲を悪くする」親がやりがちなNG行為4選
こんにちは。ぽん先生です。
「少しでも楽しく子育てを!」をモットーに、現在子育てや育児に関する情報の発信を行っている現役の保育士です。
今回は兄弟ゲンカがひどくなる、兄弟の関係を悪化させる親がやりがちなNG行為4選をご紹介していきたいと思います。
※動画は1分49秒です。
毎日、何度も続く兄弟ゲンカ。
くだらない理由で・・・と私たち親が嫌になるのは当たり前。
そんな兄弟ゲンカですが、実は私たち親と子供の関係性が原因となっている兄弟ゲンカがほとんどなのです。
一体どういうことなのでしょうか?
大丈夫!
親のNG行為さえ知っていれば、驚くことに兄弟ゲンカは少しずつ減っていきますよ。
これで解決!
それでは、兄弟の仲を悪くする親のNG行為4選をご紹介していきましょう。
1 ケンカ良し悪しを親が決める
兄弟ゲンカの仲裁で、例えケンカの全てを見ていたとしても「〇〇が良くなかった!」と言い切ってしまうのはやめた方が良いでしょう。
親が裁判官になれば親の顔色を伺って行動するようになるだけでなく、親に「あなたの方が正しい」と認められれば他の兄弟よりも上の立場に立つことができてしまいます。
こうして家族内でカーストができると、親の次に偉い立場を争って兄弟同士のケンカが激しくなっていくのです。
兄弟ゲンカを仲裁するポイントとしては、
・おもちゃの取り合い・・・
× 「お兄ちゃんが最初に取ったからケンカになったのよ」
○ 「どうすれば2人で仲良くおもちゃが使えるかな?」
→例:じゃんけんで決める? など
・お兄ちゃんが勝手にプリンを食べた・・・
× 「なんで勝手に人のプリン食べるの?」
○ 「どうしたら許してくれる?」
→例:今から買ってきてもらう? 明日のおやつを譲る? など
といったように、良し悪しよりもどうすれば今からみんなが気持ち良く過ごせるか?ということを考える手助けをしていくと良いでしょう。
2 兄弟がいる前で子供を怒る
他の兄弟がいる前で子供を叱ると、周りでそれを見てる兄弟がその子を見下すようになってしまいます。
すると、これも家族内でカーストが生まれる原因になってしまうのです。
もし叱らないといけないことがあっても、後で2人だけで話す機会を作り、その時にゆっくりと話すのが良いでしょう。
その場では「やめて」と止める程度で、叱らなくて大丈夫です。
3 家族内のルールが親には適用されない
親にだけ家族のルールが適用されないと、子供たちは親のように特別な存在を目指して争うようになります。
これも親を頂点にカーストができるということですね。
例えば“ゲームは1日1時間”と決めたのであれば、それは親も子供と一緒に守るようにしましょう。
ちなみに、家族みんなに平等ということは、ルールを決める時もみんなで平等に決める必要があります。
参考として、私が家族内でルールを作る時は、
→親側が大まかに内容を決めておいて、子供がそれに納得してくれればルールが決定する。
というような流れになっています。
そして何より、子供が納得するルールを作りのポイントはルールを作るメリットを伝えることです。
例えば、“人を叩いてはいけない”というルールは“自分が誰かに叩かれる心配もない”というメリットがあるように、ルールによって自分の権利が守られるのを説明することが必要です。
子供は「〇〇しちゃいけない!」とルールのデメリットばかりに目がいってしまうので、メリットをしっかりと伝えることで同意が得られる可能性は格段に上がります。
4 兄弟で競争させる
ここでのポイントは、子供本人の同意が得られないまま競争をさせないということです。
例えば、ゲームとして着替え競争をやるとしましょう。
その時、それぞれの子に参加するか確認し、「やりたい!」と言った子だけで競争を行うのは問題ありません。
しかし、朝ダラダラして時間がないからといって、「ほら、誰が1番最初に着替えるの!?」というのは子供の同意が得られないままに親が勝手に競争させてしまっているのでNGです。
それに、この場合は「親の言うことを最初に聞ける偉い子は誰?」と聞いてるのと同じなのでカーストができてしまいますね?
そのため、子供本人の同意が得られないまま競争をさせることはやめた方が良いでしょう。
いかがでしょうか?
動画では簡単に分かりやすく解説しているので、気になる方はそちらもご覧ください。
面白いと思ったら、ぜひ試してみてくださいね!
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