こんにちは、ファイナンシャルプランナーの園芸愛好家グロ子です。
５月頃から花を楽しんだポーチュラカ、間延びしてみすぼらしくなっていませんか？
ポーチュラカは花期が長く、霜が降りる10月まで花を楽しめます。
ポイントは「切り戻し」と「挿し芽」
一度も切り戻しをしたことがない方も、ぜひ挑戦してみて下さい。

ポーチュラカ定植後の切り戻し

ポーチュラカの苗を定植し、根付いたら一回目の切り戻しをします。
植えたとたんに切り戻すのは意外に思われるかもしれません。
ポーチュラカは日常的に何回も切り戻しをすることにより、分枝して花数が増えます。
今頃言われても…とお思いの方もおられるでしょうが、来年から一回目は定植後にやってみて下さい。

私はいつもプランターバッグの縁に合わせて切り戻しています。

伸び過ぎた茎の先や密になっているところを切り戻しました。
今後何回もやるので難しく考えずに適当にざっくりやります。

ところで写真の青丸空白部分、気になりませんか？

ポーチュラカの空白部分を挿し芽で埋める

上の写真の空白、ポーチュラカ苗あるあるですよね。
刺し芽で苗を作るからポーチュラカの伸びる方向が偏ってしまうのです。

そんな時は今切り戻したポーチュラカを挿し芽しておきましょう。
下の写真は空白部分に刺し芽をしておいた数日後の写真です。

ポーチュラカは切った茎を短くカットして軽く埋めておくだけで発根します。
無理に茎を動かして空白を埋めるよりずっと簡単で花数も増えます。
ポーチュラカはとにかく生長が早いので、９月でも挿し芽で花芽が付きます。

切り戻しでドーナツ咲きを防げ

ポーチュラカの切り戻しは茎全体の分枝を促す効果があります。
ほったらかしのポーチュラカ、花は伸びた茎先だけになっていませんか？
切り戻しをしていないポーチュラカは上から見るとドーナツ状にしか花が咲いていません。
株の中心部が間延びしてスカスカの状態です。

下の写真は一度も切り戻しをしていない茎。
分枝は茎の先端のみで行われています。

下の写真は切り戻しをした茎。
根元部分から分枝しています。

縁を決めてはみ出た部分を切る

ポーチュラカはビヨビヨと好き放題伸びるので、自分で縁を決めてカットしてしまいましょう。
そこからはみ出た部分を全カットするイメージ。
雑ですがポーチュラカはすぐに伸びるので、粗があっても一日でわからなくなります。

中心部から花芽を上げてこんもり咲かそう

切り戻すと株全体が生長して中心部が透けて土が見えるなんてことがなくなります。
そして花芽がつくとこんもりと厚みのある株になります。

ビヨビヨ部分の切り戻しと空白を挿し芽で埋めることによって、とても見栄えのする豪華なポーチュラカが出来上がります。
挿し芽はいろんな花色を使うと楽しいですよ！

ポーチュラカに肥料は不要

ポーチュラカはコストパフォーマンスの優等生で肥料をあまり必要としません。
日光だけでかっちりした良い株に育ちます。
日当たりが確保できている株に肥料をやると却って間延びしてしまいます。
日当たりの悪い場所なら栽培後半から薄い液肥を与えるようにして下さい。