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「ゴム長」での家庭菜園、ガーデニングは要注意!

グロ子園芸愛好家 / FPライター

こんにちは、グロ子です。

家庭菜園やガーデニングをやるとき、どんな靴を履いていますか?

ゴム長、もしくはガーデニングシューズ。
この2種類が圧倒的に多いと思います。

ガーデニングシューズはいわば丈の短いゴム長なので、ここではゴム長とさせていただきます。

土汚れと水濡れに強いゴム長は家庭菜園やガーデニングに最適。
仕事で履く窮屈な靴と違い、足指が広がるゴム長は履くだけで気分が解放されます。

これからやってくる梅雨にも大活躍間違いなし。
私もずっとゴム長でガーデニングを楽しんできました。

ところが。
受診した整形外科から「ゴム長ドクターストップ」が出ました。
ゴム長は実は足に良くないんですって。

皮膚科ではなく整形外科

ゴム長の弊害で通院中というと、水虫で皮膚科かな?と連想してしまいます。

ゴム製だから通気性がなく、蒸れて皮膚疾患になりやすいイメージ。

足が蒸れるのは不快なので、ゴム長はついちょっと大きめのサイズを選びます。
大きめサイズの方が、脱ぎ履きしやすいということもあります。

実はこのちょっと大きめのゴム長というのが、足に悪い影響を与えているのです。

足指への影響

多きめの靴では靴の中で足が動き固定しません。
ゴム長の中で足は前へ前へと移動し、結果足指に負担がかかります。

足指は徐々に変形していきます。
上の症状はその代表的なもので、別にたいして痛くもありません。

この症状が出ても長時間大きめのゴム長を履いていると、足裏に痛みが出てきてしまいます。

足裏への影響

上のイラストの足裏部分に痛みを感じたことありまんか?

目が痛い、耳が痛いとなるとすぐに病院に行く私たちも、足裏の痛みでは単なる違和感として放置しがちです。

足が疲れているんだなーとマッサージに行く人はいても、直ちに整形外科に駆け込む人はいないでしょう。

上記4つは合わない靴を履き続けることによってかかる足裏の病気です。
どれも一旦なってしまうと治すのに長い時間がかかってしまいます。
痛みが大きいものもあり、歩き方も不自然になります。

偏平足も?とお思いでしょうが、ここで手を打っておかないと外反母趾に移行するので軽くみてはいけません。

濡れないことを目的としたゴム長は足を守るという視点が欠けがちです。
普段の靴選びには慎重な人も、ゴム長には無頓着です。

履くなら作業用長靴

本来ゴム長は、雨の日に短時間歩くことを目的としています。

足が固定されないこと、体重をかけるとぐらつくゴム素材の踵など、さまざまに姿勢を変えるガーデニングには向いてない。
ガーデニングシューズは短時間の水やりのために作られた靴です。

長時間履くなら、必ずプロが履いているような作業用長靴を履いて下さい。

足底部分が異素材であり、インソールも入っています。
足首部分も細いので脱ぎ履きが面倒ですが、足を痛める可能性がグッと低くなります。

ゴム長はスポッと自分で履けるので、小さなお子さんに普段使いで履かせているご家庭もあるかと思います。
これも絶対にやめて下さい。

骨の未発達な小さい頃にいつもゴム長を履いると、足の骨に歪みがでることがあります。

安易にSMLサイズで買ってしまうゴム長。
履くのは雨の日だけにしておきましょう。

園芸愛好家 / FPライター

花、野菜、盆栽、コンポスト、ありとあらゆる植物系お稽古事をやり尽くした園芸歴30年のFPライターです。私の強みは自分で実際に経験した幅広い園芸ネタ。FPとしてコスパよく園芸を楽しむコツもお伝えします。コキア友の会代表(会員私だけ)

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