無意識が原因の「ガーデニング腰痛」に気をつけて!
こんにちは、グロ子です。
先日、ホムセンの園芸コーナーで培養土を持ち上げ、そのままの姿勢で固まってしまった30代パパに遭遇しました。
ギックリ腰です。
激痛で歩くこともしゃがむこともできない。
最終的に台車に乗せられ連れていかれました。
明日有給とれますように…と見送ることしかできませんでした。
腰痛持ちは男女問わずどの年代にも多く、その原因は様々です。
せっかく治まっている腰痛が、ガーデニングでぶり返してしまう場合があります。
ストレス解消の趣味が、日常生活を阻害しては元も子もありません。
自覚なく重い荷物を持ち上げる
まずはこのイラストをご覧ください。
重い荷物を持ち上げる時の、ダメな姿勢と良い姿勢です。
ご存じの方も多いかと思います。
重い荷物を腰の力だけで持ち上げてはいけない。
この知識を持っていても、ガーデニングの最中はついやっちゃうんです。
というのは、ガーデニングは様々な姿勢の組み合わせで作業するからです。
さぁこれから重いものを運ぶぞ!
その心構えがあれば、自然と姿勢に気をつけます。
でもガーデニングの場合、流れや効率に気を取られ、姿勢は軽視してしまいがち。
無防備に重いものを膝を使わず持ち上げ、結果として腰を痛めてしまうのです。
ガーデニングに集中してしまうと、自覚しないまま重い鉢を移動させたり、培養土の袋を抱えたりしてしまいます。
重いものを持つときは、とにかく姿勢を整えるクセをつけましょう。
これに気をつけるだけで腰痛リスクは大きく抑えられます。
無意識に服が汚れるのを防ぐ
重いものを持ち上げる自覚があっても、反射的にやってしまうミスがあります。
服が汚れる!と、可能な限り荷物を身体から離してしまう持ち方です。
上のイラストの1は見るからに腰に負担がかかっていますが、膝を曲げている2であっても腰は痛めてしまいます。
その原因は荷物と自分の間に空間を作ろうとしているから。
ガーデニングで使うものは当然ながら土で汚れています。
つい本能的に身体から離してしまいます。
結果として、3のように腕でぶら下げるような持ち方になってしまいます。
3のまま荷物を持ち歩こうとすると、上のイラストの左となります。
これではめちゃくちゃ腰に負担がかかる。
腰痛を引き起こしてしまいます。
右の図が多々しい持ち歩き方。
服は汚れてしまいますが、荷物をお腹に当てたほうがずっと軽く楽に持てます。
冒頭に登場したホムセンのパパは、身体から離して培養土を持ち上げ、その歩き出しでぎっくり腰になってしまった。
これは他人事ではなく、私を含めつい無意識にやってしまっています。
買い物途中に服を汚したい人なんかいません。
腰痛は一度始まるとなかなか完治しません。
そしてちょっとしたきっかけで悪化してしまいます。
楽しいガーデニングを腰痛で断念するなんてことがないように。
めんどうでも常に意識し、無駄な腰痛を防いでいきましょう。