正確なインパクトを実現!ミート率を上げるために知っておきたい、トップの手の形の基準
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/akirayasu/article/00402041/top_1677201375266.jpeg?exp=10800)
クラブを振り上げる動作と振り下ろす動作にモーションの違いがある。その切り返しの一瞬をトップという。
ゴルファーそれぞれのスイングタイプや、体の柔軟性などが異なるため、トップの正解を一つに絞ることはできないが、基準を把握しておくことで、より良いスイングを構築していきやすくなる。
トップのチェックポイントを分けると「シャフトの向き」「フェースの向き」「手の位置」「手の形」などが挙げられるが、今回は「手の形」注目したい。
手の形は3パターン
左手がスクエア(基準)
左前腕と左手甲のラインが一直線になるのが、トップの基準になる形。
![左手の基準](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/akirayasu/article/00402041/internal_1677199899723.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
左手が掌屈
左手首が左手のひら側に曲がり、左手の甲がやや上を向いた状態が、“掌屈”。
![左手が掌屈](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/akirayasu/article/00402041/internal_1677199966199.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
左手が背屈
左手首が左手甲側に曲がっている状態が、“背屈”。
![左手が背屈](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/akirayasu/article/00402041/internal_1677200000660.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
グリップによって合う手の形は変わる
一般的には、トップの形は左手が掌屈している状態が良しとされる風潮になってきている。掌屈することで、フェースの向きが安定しやすく、ハンドファーストインパクトにしやすい。
ただ、グリップによって掌屈の良し悪しは変わる。左手がストロンググリップ×右手がストロンググリップは、掌屈との相性が悪い。
![左手がストロンググリップ](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/akirayasu/article/00402041/internal_1677201091932.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
![右手がストロンググリップ](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/akirayasu/article/00402041/internal_1677201110610.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
左手掌屈が特徴的なツアー選手のトップと、アドレス時のグリップを照らし合わせると、左手がウィーク(ウィーク気味のスクエア)グリップになっている場合が多い。コリン・モリカワやジョン・ラームがその例だ。
![左手がウィークグリップ](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/akirayasu/article/00402041/internal_1677201145608.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
![左手がスクエアグリップ](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/akirayasu/article/00402041/internal_1677201269839.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
石川遼は左手掌屈をキーワードにスイング改造をして、昨年、復活優勝を達成。そして、掌屈するために、左手グリップをウィーク気味のスクエアに変更(もともとストロング)した。
このようにトップの手の形はグリップと合わせて考える必要がある。掌屈を検討する場合は、そのあたりも踏まえる必要がありそうだ。
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