道端で巨大化する雑草イタドリも芽吹きの頃に食べれば滑りたっぷり程良い酸味の美味しい野草
イタドリはタデ科の多年草で日本全国に自生しています。
山地から都市の道端や空き地など、至る所で見られるやや大型で強健な雑草です。
イタドリは成長すると人の背丈ほどの高さになり一面にはびこる厄介な大型の雑草です。
雑草である反面、古くから山菜や野草として食用に利用されて来ました。
スカンポ、スッポン、など、各地でいろいろな別名が有る事が古くから利用されて来た証です。
大きく成長する前の芽が出て間もないタケノコ状のイタドリの芽は日本各地で山菜として食用に利用されています。
このタケノコ状のイタドリの芽を根本から折り取って山菜として利用します。
イタドリの芽の調理例
今回は生食と天ぷらにしてみます。
採ってきたイタドリの芽には泥などが付着していますので流水で綺麗に洗いましょう。
根本の太い部分は生食で、先端の成長点付近は天ぷらにします。
まずはこの生食部分と天ぷら部分を調理ハサミで切り分けましょう。
生食で利用する根本の部分は皮を剥きます。
イタドリの皮は手で簡単に剥くことが出来ます。
皮が綺麗に剥けたら生食用の調理は完了です。
このまま齧っても良いのですが、器に盛って食べるなら適当な大きさに切るのが良いでしょう。
先端部分は皮は剥かずにそのまま衣を付けて天ぷらに揚げます。
市販の天ぷら粉を使って作った衣を付けて揚げる。
山菜の天ぷら全般について言える事ですが、油の温度は高めで短時間でカラッと揚げるのが美味しい山菜の天ぷらを作るコツです。
イタドリは清涼感溢れる酸味が持ち味です。
生食の茎は山椒味噌を付けて食べると季節感満点の美味しい山菜になります。
天ぷらは衣のサクッとした食感とイタドリの芽の滑りがコントラストで、程よい酸味も効いて中々美味しい一品です。
イタドリを見つけたら是非食べてみて下さい。
美味しいですよ。
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