KKP(花粉・黄砂・PM2.5)時期には気をつけたいNG掃除法
関東をはじめとする広範囲で強風、豪雨という春の嵐となっている今日3月29日。午後には雨がやむ地域も多くありますが、入れ替わりで黄砂が飛来する予報が出ています。大陸からの偏西風にのって今日3月29日の午後から30日にかけて、北海道から九州までの広範囲に黄砂が飛来する予報です。
春は花粉・黄砂・PM2.5という3つの飛ぶものKKPがある季節。花粉はスギ花粉がおさまりつつある時期ですが、今度はヒノキ花粉が飛散する時期に入ります。この時期はいつもの掃除方法ではNGとなるものもあるので注意が必要です。
今回は花粉・黄砂・PM2.5の時期には避けたいNG掃除方法をご紹介します。
日中の掃除はNG
花粉など空気中に舞っているものは、数時間かけてゆっくりと床に落ちてきます。せっかく落ちてきたものも人などの動きがあれば再び空気中に舞ってしまうのです。そのため人の動きが多い日中は床掃除をしても、さほど床には落ちていません。
夜間など数時間、人の動きがなかったあとには床に落ちてきているのでお掃除チャンスです。朝一番、家族が起きてくる前に掃除するのがおすすめ。日中は仕事などで外出していて誰も家にはいないという場合は、帰宅後すぐもお掃除チャンスとなります。
「掃除機」や「ほうき」を使った掃除はNG
床に落ちている微細な花粉は吸引力が高い掃除機ですべてを吸い取りたいところですが、この時期の掃除に掃除機はNGです。掃除機の排気により、せっかく床に落ちてきた飛散物が再び舞い上がってしまうのです。同様にほうきを使った掃除も舞い上げてしまうのでNGとなります。
この時期の掃除には、フローリングワイパーを使って静かに掃除するのがおすすめです。ワイパー用のシートもウェットタイプのものを使うと飛散物を吸着しやすく取り逃しも少なくなります。ウェットタイプのお掃除シートの中には抗アレルギー剤配合のものもあるので、そのようなものを利用するのも良いでしょう。
「網戸」や「窓枠」掃除をしないのはNG
網戸や窓枠の掃除は人によっては年末の大掃除時期にしかやらないということも多いでしょう。しかし、いちばん汚れているのは春の飛散物が多い時期で、花粉症などアレルギーのある人はとくに掃除しておきたい場所です。そのままにしておくと、窓を開けた瞬間に網戸や窓枠に溜まっていた花粉や黄砂が室内に入ってきてしまう可能性があります。
花粉・黄砂・PM2.5などの飛散量が少ない日を狙うか、マスク、花粉対策メガネなどを着用して完全防備で掃除をしましょう。
網戸は床掃除と同じでウェットタイプのお掃除シートや濡らして絞った雑巾をフローリングワイパーにはめて、やさしく撫でるように網戸に這わせる方法がおすすめです。窓枠は濡らした雑巾で拭きます。
玄関、ベランダも「ほうき掃除」はNG
ここまで読んでくださったかたはもうお分かりかと思いますが、玄関やベランダもほうきでの掃除はNGです。掃除しないで放置というのもNGになります。放置していては何かの拍子にベランダや玄関の外に溜まっていた花粉・黄砂・PM2.5が室内に入り込んでしまう可能性があるからです。また、ほうきを使うと空気中に舞ってしまうのでほうきを使う掃除もNGとなります。
ホースで水を使える場所であれば水で流すのがいちばんおすすめの掃除方法になります。ホースが使えない場合は、少し大変ですがバケツに水を入れて流すか、濡らした雑巾をフローリングワイパーにはめこんで掃除するのもおすすめです。
今回は、花粉・黄砂・PM2.5などの飛散物が多い時期の掃除方法についてご紹介しました。いずれの飛散物もWEBサイトやアプリで予測を確認することができますので、それらを参考にして上手に掃除してください。