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5月30日【ごみゼロの日】ごみの分別を時短にする「便利グッズ」と「テク」7選

矢野きくの家事アドバイザー/節約アドバイザー/防災士/食育指導士
ごみの分別に役立つ便利グッズ(筆者撮影)

5月30日は5(ご)3(み)0(ゼロ)の語呂合わせから「ごみゼロの日」。そして本日から一週間5月30日~6月5日は「ごみ減量・リサイクル推進週間」と制定されています。

ごみの減量、そしてリサイクルの推進に大きく影響するのがごみの分別。自治体によって分別方法に多少の差はありますが、私たちは日々の生活の中ででるごみをきちんと分別しなければなりません。その作業量は意外と多く、「掃除」、「洗濯」、「炊事」と並び「分別」という一つの家事として扱っていいほどです。むしろ家電が進化している今、全自動洗濯乾燥機やロボット型の掃除機を使っていたりすれば、「掃除」や「洗濯」よりも「ごみの分別」のほうが時間を費やしていることでしょう。

今回はごみの分別家事を時短してくれる便利グッズやテクニックをご紹介します。

1・スプレー缶の穴あけを簡単にできる便利グッズ

スプレー缶をごみに出すとき、穴を開けるか開けないで出すかは自治体によって違います。穴を開けてから出すように指定されている場合は今回ご紹介するグッズを使うとラクに穴を開けることができます。スプレー缶に穴を開けるには、釘や押しピンなどのような太めの針があると便利ですが、どちらもそのまま出しておいては危険なものなので専用のグッズを使うと良いでしょう。

ダイソー「ガス抜き器 プッシュタイプ」(税込み110円) (筆者撮影)
ダイソー「ガス抜き器 プッシュタイプ」(税込み110円) (筆者撮影)

スプレー缶に穴を開ける便利グッズは一般的な100円ショップで購入することができます。今回ご紹介するものは、本体を押すことで針が出てくるタイプになります。

さほど力を入れずに穴を開けることができる(筆者撮影)
さほど力を入れずに穴を開けることができる(筆者撮影)

中身を使い切ったスプレー缶に本体を押し当てて「PUSH」の部分を押すと、針が出てスプレー缶に穴を開けてくれます。さほど力は必要としません。釘などの場合、滑ってずれると危険ですが、本体は安定して力を入れられるのでずれづらくなっています。

2・瓶のキャップ外しができる便利グッズ

ダイソー「瓶用 キャップ外し」(税込み110円)(筆者撮影)
ダイソー「瓶用 キャップ外し」(税込み110円)(筆者撮影)

瓶を分別するにはキャップ部分はプラスチックになるため取り外す必要があります。はさみで切ることもできますが、やはり滑ってしまうと危険なので専用のグッズを使うと良いでしょう。こちらも一般的な100円ショップで買うことができます。

力を入れずにキャップを外すことができる(筆者撮影)
力を入れずにキャップを外すことができる(筆者撮影)

先端をキャップの下に引っ掛けてテコの原理で手前に引くようにすると簡単にキャップを取り外すことが可能です。

3・個人情報を刻めるシュレッダーばさみ

紙類を分別する際に封筒や宛名ラベルに書かれている個人情報は分からないようにして処分したほうが安全ですね。自宅にシュレッダーがあればいいのですが、さほど量がない場合はシュレッダーばさみで刻むと便利です。

ダイソー「シュレッダーバサミ5連」(税込み330円)(筆者撮影)
ダイソー「シュレッダーバサミ5連」(税込み330円)(筆者撮影)

こちらも100円ショップで購入したものですが、5枚の刃があるはさみで1度カットすると5本の短冊にカットすることができます。

紙を短冊状に切り刻むことができる(筆者撮影)
紙を短冊状に切り刻むことができる(筆者撮影)

4・ペットボトルを簡単に潰せる便利グッズ

ダイソー「ペチャンコポンプ」(税込み220円)(筆者撮影)
ダイソー「ペチャンコポンプ」(税込み220円)(筆者撮影)

「ペットボトルは潰した状態でごみに出す」と指定されている地域も多いのではないでしょうか。ポンプで中の空気を吸い簡単に潰すことができる便利グッズもあります。ここ数年ででてきた薄いペットボトルであれば2~3回ポンプを引くことでぺちゃんこに、一般的なペットボトルの硬さなら10回くらいポンプを引く必要があります。大量にペットボトルのごみが出るご家庭では活躍してくれると思います。

ポンプを引くと中の空気が抜けてペットボトルがぺちゃんこになる(筆者撮影)
ポンプを引くと中の空気が抜けてペットボトルがぺちゃんこになる(筆者撮影)

5・牛乳パックを簡単に開く方法

牛乳パックを始めとする飲料が入っているパック。これは紙の資源ごみとして出しますが、多くの自治体で「洗って切り開いた状態で出すように」と指定されています。牛乳パックを開くことができる便利グッズも100円ショップで売っていますが、筆者がいくつか試した結果、これは手で開くのがいちばん簡単という結論に至りました。

内側を見て重なっている部分から手で開く(筆者撮影)
内側を見て重なっている部分から手で開く(筆者撮影)

牛乳パックの中を見ると4つの角のうち1箇所だけ紙が重なっている部分があります。ここを両手で裂くようにして開いていくと下までいきます。あとは底面となっている部分も同様に重なっている部分を開いていくと牛乳パックを1枚の状態に開くことができます。

道具を使わずに牛乳パックを簡単に開くことができる(筆者撮影)
道具を使わずに牛乳パックを簡単に開くことができる(筆者撮影)

6・少量の段ボールをまとめるのに便利なグッズ

コジット「持ち運びできる段ボールストッカー」(メーカー希望小売価格 税込み1628 円)(筆者撮影)
コジット「持ち運びできる段ボールストッカー」(メーカー希望小売価格 税込み1628 円)(筆者撮影)

約8~10枚の段ボールをまとめるのに便利なのが「持ち運びできる段ボールストッカー 」。

先端を段ボールに突き刺してまとめておくことができるグッズです。グリップが握りやすいためさほど力を入れずに突き刺すことができます。段ボールを指したら先端にカバーをして持ち運ぶことが可能です。

段ボールに突き刺してまとめておくことができる(筆者撮影)
段ボールに突き刺してまとめておくことができる(筆者撮影)

また先端にくぼみがあるので紐を掛けられるようになっていて、紐を通してまとめることも簡単です。

紐を通すのも簡単(筆者撮影)
紐を通すのも簡単(筆者撮影)

7・たくさんの段ボールをまとめるのに便利なグッズ

山崎実業Tower「ダンボールストッカー」(税込み4180円)(筆者撮影)
山崎実業Tower「ダンボールストッカー」(税込み4180円)(筆者撮影)

大小様々なサイズの段ボールがたくさんある場合は、スタンドタイプのものが便利です。こちらの製品は山崎実業のダンボールストッカーで、下にキャスターがついているので部屋の移動も簡単にできます。

下に空間があるので簡単に紐を通すことができる(筆者撮影)
下に空間があるので簡単に紐を通すことができる(筆者撮影)

また段ボールを溜めた状態で下から紐を通すことができるので、簡単に紐がけしてまとめることができます。

地球環境のためにもしっかりやりたいごみの分別。今回ご紹介した全ての便利グッズを揃える必要はないと思いますが、自宅で頻繁に出る種類のごみは便利グッズに頼っても良いのではないでしょうか。作業がラクになりますよ。

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家事アドバイザー/節約アドバイザー/防災士/食育指導士

家事の効率化、家庭でできるSDGsを中心に、テレビ、講演、コラム連載などで活動。働く人向けの時短家事術、シニア層への家事改革などをアドバイス。「防災士」の資格を持ち家庭での備え、「食育指導士」の資格も持ち、食品ロス削減をテーマにした講演も定評がある。100円ショップや業務用スーパーでのお得な買い物術の紹介や、便利グッズの開発にも携わる。【テレビ出演】NHKごごナマ(準レギュラー)・日本テレビミヤネ屋・TBSテレビはなまるマーケット・フジテレビ笑っていいとも他。【連載実績】HONDA・東芝・イオン等企業のオウンドメディアや、日経新聞・時事通信 他。【著書】シンプルライフの節約リスト(講談社)他。

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