浄水器を通さず水道水を!台風直撃前にチェックしておきたい9のこと
8月16日金曜日に関東を直撃するという予報が出ている台風7号。東海道新幹線は早々に16日は終日運休と発表がありました。
関東に直撃する台風と言えば記憶に新しいところに2019年9月の台風15号。千葉県で長いところでは停電が2週間ほど続いたところもあり、熱中症で亡くなる方も出てしまいました。
今回の被害が大きくでないことを願うばかりですが、自助として自分の家でできることは予めやっておくにこしたことはありません。
できることは今日の早い時間のうちに備えておきたいものです。今回は台風直撃前にチェックしておきたいことをご紹介します。
1・家の周りで飛びそうなモノに対処しておく
思わぬ強風で家の外に出しているモノが飛び、被害がでることも考えられます。植木鉢やガーデンチェアなど入れられるものは室内に入れておくようにします。物干し竿も入れるのが理想ですが、不可能な場合は下に下ろして飛ばないように何かに括りつけておくのも良いでしょう。
2・モバイルバッテリーやポータブル電源、ハンディファンなどの充電
台風では電線が切れたり電柱が倒れたりして停電になることも考えられます。モバイルバッテリーやポータブル電源などは満充電にしておきましょう。またハンディファンなども充電しておけば暑い中の停電に少しでも役にたってくれます。
3・車のガソリンを満タンにしておく
万が一、長く停電が続いたとき車があればエアコンもありますし、ケーブルを接続できればスマートフォンを充電することも可能です。時間的に余裕があればガソリンも満タンにしておくのが理想的です。
4・冷凍室に保冷剤やなければペットボトルに水を入れて冷凍
冷凍室はパンパンにモノが入っている状態であれば、停電になっても開けなければ4~5時間は低温を保つことができます。そのためにも冷凍室には、保冷剤などを入れて隙間をなくしておくのが理想的です。保冷剤がない場合はペットボトルに8割ほどの量の水を入れて冷凍しておくのでも構いません。
また保冷剤や凍らせたペットボトルは別の使い方として、涼をとるのに役立てることもできます。その場合は冷凍室を開けることになるので、できるかぎり短時間で閉めるようにしましょう。
5・懐中電灯やランタンの電池を確認
昨年、沖縄県で台風での停電時にろうそくを使っていたことが原因とみられる火事で、89歳の女性が亡くなるという痛ましい事故もありました。ろうそくは火事になる可能性もあるので電池で点灯する懐中電灯やランタンを準備しておきましょう。できれば置いて使えるランタン型のものが使いやすいです。
6・お風呂に水をはっておく
お風呂に水をはっておけば断水時にトイレを流したりすることにも使えますし、停電でエアコンが止まったときにタオルを濡らして体を拭くことで多少の涼をとることができます。
7・浸水の可能性がある家は対策を
ハザードマップから浸水の可能性があるエリアの方はその対策も必要です。重要なものはできるかぎり2階など家の中の高い位置に移動させておくほうが良いでしょう。必要に応じて早いうちの避難も検討してください。
家の周りに土のうを準備しておくのも良いですが、土のうは重たいので間に合うのであればホームセンターなどで売っている水で膨らむタイプの土のうを準備できると良いでしょう。
8・水道水を溜めておく
台風が関東に直撃するという予報が出てからスーパーやホームセンターなどでミネラルウォーターが完売となっているところも出ているようです。買いに行ったけれど買えなかったという方もいるのではないでしょうか。
長期的な備蓄としての水でないのであれば、ペットボトルのミネラルウォーターが買えなくても大丈夫。水道水は塩素が入っているので常温で3日ほど、冷蔵庫に入れておけば1週間から10日ほどは問題なく使えると言われています。
ただし浄水器を通してしまうと塩素などが取り除かれてしまっているのでそこまで長くもたせることはできません。水道の蛇口から直接、水筒やペットボトルなどにくんで冷蔵庫に保管しておくようにしておきましょう。
9・オール電化の家庭はカセットコンロの準備も
オール電化の場合、停電になると調理も出来なくなってしまうので、カセットコンロの準備も必要です。また熱を使わないでも食べられるものを用意しておくとよいでしょう。
台風を前にしてやらなければならないこと、やれることはたくさんあります。時間に余裕があるかぎり対策をしておいてはいかがでしょうか。