2024年が始まりましたね！　元旦から2日にかけても初詣や京都の観光地は大勢の人で賑わいをみせているようです。そんな2024年に引き継ぎたい居酒屋や割烹を6店紹介します。

　焼き物を好きな店からチョイスできる錦市場の京丹波がプロデュース「錦・屋台村」。まずは、入り口に設置された、酒カウンターで枡酒をいただくこともできる粋な計らい。時々一杯目百円なんていう企画もあるようです。生かき、焼からすみ、うなぎや鱧寿司、帆立串や焼き帆立など新鮮な魚介類。天ぷらや肉も、どれも本当に美味しそうで、何を注文しようか悩むほど。「海鮮ほたてセンター」、「魚神」、天ぷら「波の衣」、「肉匠 聖」、「かどや」、「酒処 やまもと」があります。

「錦・屋台村」（外部リンク）京都市中京区中魚屋町486番地1

　壬生で庶民に愛される「やきとり雷」は、素材に徹底的にこだわり抜いた絶品の焼き鳥と大将の気さくな人柄で29年間続く、超人気店です。いつも満席状態。ずり、きも、かわ、なんこつといったメニューは至ってシンプルですが、日向鶏のせせり串や地鶏のもも串などもあります。これがまた肉厚で歯ごたえがあって、自家製の秘伝のたれと絡んで、伯方塩がピリリと利いて、ほんまに美味い。宮崎地鶏のたたきは、見るからに新鮮さが伝わってきます。もちろん味も最高でした。豚バラトマト＆チーズはおすすめの逸品、香ばしい薄皮の豚バラの中からじゅわっと肉汁とトマトがあふれ出てくる演出が素晴らしい。

「やきとり雷」　京都市中京区壬生相合町20-1　075-841-3177

「やきとり雷　三条大宮店」京都市中京区姉大宮町東側91－1　三条会商店街アーケード内　　　075‐279‐3644

　酒蔵の街伏見で、予約の取れない人気おでん専門店「べんがらや」のロールキャベツが美味すぎます。褐色のあっさりだけど、まったりとコクの深い味わいのおでんだしが洗練された具材と絡んで絶品でした。大根、たまごやごぼう天から、湯葉、白玉団子や生麩といった京風の変わり種まで。なんといっても食べていただきたいのが、ロールキャベツです。ここのロールキャベツは、今まで食べたことがない食感と甘すぎない優しい味の出汁がしっかりとしみ込んで美味すぎる逸品です。しかもでかい！　5人で2個を分けるくらいがちょうどいい感じです。

「おでん専門店 べんがらや」（外部リンク）京都市伏見区上油掛町185-2　075-622-6908

　北野天満宮のお膝元でもある北野商店街で見つけた新規開店の居酒屋がめちゃ美味かったです。居酒屋「お酒とお料理 OMACHI」は、菅敏行さんと彩子さんの仲睦まじい夫妻が店を開きました。「河原町の人気飲食店で20年修業した敏行さんは、明治37年創業の鳥松鶏肉店の鶏肉を始め、季節の野菜、旬のタケノコなど、地元商店街の食材を活かして調理している」のだそう。どれも体に優しい薄めの味ですが、しっかり美味い！

「お酒とお料理 OMACHI」（外部リンク）京都市上京区七本松通一条下る三軒町６５−３２ 北野ハイツ102

「鉄板焼 二番」の提灯と昭和モードの風情ある「夷川セカンド」のネオンサインと木枠の大きな窓からうかがえる楽しそうな雰囲気にも魅かれます。豊富なメニューの中でも人気なのは、［麺屋棣鄂］の麺を使った生麵焼きソバ。3種類の生麺をメニューに合わせて使い分け、注文を受けてから茹でて鉄板で仕上げる、夷川セカンド自慢の看板メニューです。甘辛ソースがしっかり絡んで、スパイスに負けない生麺の主張がしっかりしためちゃうまの焼きそばでした。和牛サガリステーキ、和牛厚切タン塩、豚キムチ温玉のせなど肉系は特に充実しています。

「鉄板酒場 夷川セカンド」（外部リンク）　京都市中京区夷川通烏丸西入ル蒔絵屋町254　地下鉄「丸太町駅」から徒歩1分　075-256-7171

　「和食とお酒 長岡京 圓仁（えんじん）」は、舞鶴フリークな店主が織りなすこだわりの新鮮魚介が人気の割烹料理店です。舞鶴さわら、舞鶴天然すずき、舞鶴白いかとさごしと舞鶴直送の新鮮な魚たちを中心に美味しそうなメニューがずらり。調理方法も造りから塩焼き、煮つけ、酒蒸しとさまざまです。舞鶴フリークとしては、舞鶴市水産協会の「新鮮とれたて舞鶴のさかな」でも紹介されるほど。えんじん八寸やさつま揚げとべったら漬けの自家製の薫製などの和食をベースに、鉄板焼やアヒージョ、クリームチーズの生ハム巻きなどの洋食メニュー、料理の豊富なラインナップとともに、珍しい各地の地酒や焼酎などこだわりの酒も充実しています。

「和食とお酒 長岡京 圓仁」（外部リンク）長岡京市天神1-2-19　075-204-6790

　みなさん2024年も京都をよろしくお願いしますね！