【相模原市】金色に輝く鳥居の「ゴールド神社」は金運UPではなくゴールド免許の神社だった!
はらぺこライターの旅人間です。今回は私がずっと気になっていた神社について。その神社の名は「ゴールド神社」と言います。
カタカナで「ゴールド」と書かれた神社。気になりませんか?
ここは神奈川県相模原市中央区の亀ヶ池八幡宮です。
この境内に「ゴールド神社」があるという。相模原市で亀ヶ池八幡宮と言えば知らない人はいないほど有名で、多くの人に愛されている神社です。
しかし、「ゴールド神社」の存在は意外と知らない方が多いよう…。
と言うのも…
相模原市に行った際、地元の方に「ゴールド神社に行こうと思ってるんです」と言うと、「何それ?」「珍スポットみたいな所?」といった返答がチラホラ。
しかし、「亀ヶ池八幡宮の境内にあるらしいんですよ」と言うと「えっ!知らなかった」と顔色がパッと変わるのです。
そう、今から紹介する「ゴールド神社」は、名前こそ個性的ですが、神聖で研ぎ澄まされた雰囲気が漂う亀ヶ池八幡宮の境内に鎮座している神社なのです。
亀ヶ池八幡宮 御社殿へ
まずは、亀ヶ池八幡宮の御社殿に参拝しましょう。
参道を進むと、2本の木が寄り添い合う「夫婦銀杏」が見られます。こちらは鳥居のなかった時代に植えられたと伝わり、樹齢は350年のご神木です。
秋の紅葉の時期になると素晴らしい景観になる事でも知られています。
亀ヶ池八幡宮の御祭神は、『古事記』や『日本書紀』に登場する応神天皇(誉田別命ほんだわけのみこと)を主祭神として、神功皇后、比売神が相殿神としてお祀りされています。
応神天皇はその別名を八幡大神と言い、鎌倉時代には武家(特に源氏の)守護神として祀られ、国家安泰・戦勝・武運長久の神として信仰されてきました。
時代を経るにしたがって、武家から民衆の神様となり、現在では子育てなどの神として信仰されています。
ゴールド神社へ
さて、社務所のすぐ近くに金色に輝く鳥居が見えてきます。
これが「ゴールド神社」です。鳥居の扁額にはカタカナでゴールドと書かれ、その両脇には小さな字で「亀ヶ池八幡宮」「交通安全」とあります。
金色の鳥居、ゴールドという名称、一般的に金運がイメージされやすいですが、実は「ゴールド神社」のゴールドは、無事故・無違反の勲章である優良運転者の証 ”ゴールド免許” にあやかったもの。
地域の住民の願いが発端で、交通安全を祈願できる場として遷座されたのだとか。
よくみると、亀ヶ池八幡宮の亀の姿も…
そして、金色の鳥居の先にある御社殿の両脇には榊(さかき)が植えられています。これも見逃してはいけません。
ほら、黄金色にみえませんか?
お話を聞くと、この榊は品種改良されたもので、秋の紅葉の頃になると、もっと黄金色になるという。金色の鳥居、金色の御社殿、そして両脇には黄金色の榊…
想像するだけで神々しく感じます。
ゴールド神社は御朱印もありますよ。
神社でカタカナ名は珍しく、しかも「ゴールド」と聞けば、もしかすると珍スポット的な場所なのかしら?なんて感じてしまうかもしれませんが、それは大間違い。
地域住民・地元企業・幼稚園等の願いにより、交通安全を祈願する神社として創建され、消防車や、救急車、幼稚園・保育園の園バスなどもココでお祓いされています。
車を運転される方は、ぜひ参拝してみては如何でしょうか。
亀ヶ池八幡宮(ゴールド神社)
住所:神奈川県相模原市中央区上溝1678
電話番号:042-751-1138
公式ホームページ(外部リンク)
地図(外部リンク)
取材協力:亀ヶ池八幡宮