お餅をアレンジ!お家で簡単に作れる「抹茶ぜんざい」のレシピをご紹介
お正月のお餅、余って困っていませんか?
のりとしょうゆでいそべ焼き、きなこ餅などでおいしく食べていても、ちょっとマンネリになりがちですよね。
そこで今回はスーパーでも手に入るゆで小豆と抹茶で作る、日本茶カフェのような「抹茶ぜんざい」のレシピをご紹介します。
抹茶はスイーツに使うなら手ごろな価格帯のもので十分です。お正月に用意した抹茶がある方はそちらをご利用ください。
見た目もおしゃれなお餅レシピ、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
「ぜんざい」は関西と関東で違う?
本題に入る前に「ぜんざい」について。
ぜんざいの小豆は赤い色が邪気を払い魔除けにもなるとも言われる縁起の良いものです。お正月が開けた鏡開きにぜんざいやお汁粉を食べるのもこのためです。
その起源は、島根県の出雲大社の神在祭の神在餅(じんざいもち)が京都でぜんざいと呼ばれるようになったという説や、一休和尚が小豆の汁にお餅を入れたものを気に入り「善き哉(よきかな)この汁」と言ったことから「善哉(ぜんざい)」と呼ばれるようになったという説があります。
また関西での「ぜんざい」は関東では「いなかしるこ」と呼ばれます。小豆の粒が残った状態のお汁粉で水気が多いテクスチャーです。
では関東の「ぜんざい」はというと、ゆるめのあんこがお餅などにのせてある水分は少ないもの。
今回は関西風の抹茶ぜんざいのレシピをご紹介します。
※ぜんざいとおしるこの違いが気になる方はじゃらんの記事(外部サイト)に詳しく掲載されています。
抹茶ぜんざいの作り方
用意するものは、抹茶とゆで小豆または粒あんです。こしあんが好きな方はこしあんでも大丈夫です。
そして抹茶を点てるお湯も沸かしておきましょう。
<1人分の材料>
・ゆで小豆(粒あん、こしあんでも可)・・・約50g
・抹茶・・・約2g
・お湯・・・約60ml
・お餅・・・1個
お餅は焼く派?ゆでる派?
まずお餅の下準備をしましょう。
お餅は焼いてもお湯でゆでてもどちらでも好きな方法で温めてください。
焼く派の方は、トースターやガスレンジのお餅の焼き方を参考に。ちょっときつね色になるくらいが香ばしさも出ておいしいです(焦げないように注意してください)。
レンジでお餅を柔らかく
お餅をゆでる派の方はお鍋でも良いのですが、少人数であれば電子レンジが早くて簡単です。
- 深めの耐熱容器にお餅を入れます
- お湯または水をお餅にかぶるくらい入れてラップをせずにレンジで1分ほど加熱します(お湯の方が早く柔らかくなります)
- 容器の中のお餅を裏返して30秒くらい加熱し、まだ硬いようなら柔らかくなるまでもう少し加熱します
少しとろみのある柔らかいお餅になります。
抹茶ぜんざいを作る
①ゆで小豆は50g程度の適量を耐熱の容器に入れて10秒ほど温めておきます。
②別の容器で抹茶を点てます。
1人分の抹茶の量は約2g、ティースプーンに軽く1杯程度です。
だまになるのを防ぐため100均などの茶こしでこしてから80~85度のお湯を約60ml入れて点てます。
茶せんがない場合は小さい泡立て器などを利用しても大丈夫です。
抹茶の点て方の詳細は過去の記事に載せていますのでご覧ください。
③ゆで小豆の上にお餅をのせてから②の抹茶を注ぎます。
④お好みで上にトッピングとしてゆで小豆を少しのせます
ゆで小豆(粒あん)の甘味のみで甘さ控えめです。甘さが足りない場合はゆで小豆を追加してください。
お餅や抹茶の代わりに使えるもの
お餅が余っていない、または季節的にお餅がないなどの場合は、白玉粉で作る白玉団子でも代用できます。
また、カフェインを控えたい方や苦味が苦手な方やお子様は、抹茶の量を少なくしてたてたり、たてた抹茶をホットミルクに混ぜた抹茶ラテを代用すると良いでしょう。
市販の抹茶ラテの素や砂糖やスキムミルク入りの粉末状グリーンティーでも代用できます(泡はあまり立ちません)。その場合はゆで小豆の量を減らすなどして甘さを調節してください。
おうちにあるものやスーパーにあるものを利用して作る抹茶ぜんざい、来客時も喜ばれます。
ぜひお試しください。