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今や福岡を代表する博多ラーメン店〈元祖泡系の濃厚豚骨ラーメン〉でグローバルな戦略から世界へと羽ばたく

RAMEN ANTENNAラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

2004年の創業で今年20周年をむかえる「博多一幸舎」。福岡県福岡市中央区の「大名」が創業の地。どちらかと言えば赤坂よりの路地裏にあり、とても小さなお店で、豚骨の香りが店外にまで漂っていた記憶が今も残っている。そのお店が今では世界に50店舗以上をかまえるまでに成長。福岡を代表するラーメン専門のチェーン店にして現在、最も勢いのある一大勢力になっている。創業当時、どちらかと言えば、豚骨の臭みのない上品な博多ラーメンが主流になりはじめた時代。「博多一幸舎」は当時から変わらず、熟成感漂う豚骨ラーメンにこだわり、今もなお、その味に磨きをかけながら美味しい一杯を提供し続けている。

福岡・博多から、全国へ、そして世界へ
現在は、福岡県内を中心に、東京、大阪など国内に14店舗を展開中。また海外にも東南アジアのインドネシア、シンガポールなどを中心に全世界へと展開。本場博多の豚骨ラーメンを提供し、現地の方々に愛され続けているという。またプロデュース店も多く、代表的なお店の「幸ちゃんラーメン」は現在、福岡県内を中心に十数店舗以上という最も勢いのある展開。

今回、久しぶりに訪れたのは博多一幸舎のライセンス店舗になる〈博多一幸舎西中洲店〉。本当は、一幸舎の最高峰の位置づけになる「博多一幸舎総本店」にも行きたかったのだけど、観光客の多くが訪れる観光名所のような場所になり、いつも長蛇の列をつくっているのでここのところまったく行けてないのが実情。

そんな中、久しぶりの「博多一幸舎」。福岡県福岡市中央区春吉に店舗を構える〈博多一幸舎西中洲店〉には、13時過ぎの到着。並びは無かったものの店内はほぼ満席に近く、カウンターに2つほど席が空いている状況だった。

店内に入ってすぐ左手にあるタッチパネルのハイテク券売機。さすがグルーバルな展開をしている「博多一幸舎」らしく日本語以外にも「英語・中文簡体・中文繁体・ハングル」での選択が可能。もちろん日本語のまま、たくさんあるメニューの中から、お店おすすめの「味玉ラーメン」を選択。窓際のカウンター席一番手前に着席。

待つことしばしで配膳された一杯は、熟成感の漂う泡系スープで、豚骨特有のくさみを残しつつも、実際に味わうと思いのほか後味はすっきりとした軽やかでキレのある豚骨スープ。

合わせる麺は、パツンとした食感の歯切れのいい「製麺屋慶史」謹製の細ストレート麺で、スープとの相性も抜群にいい。

福岡市の中心街「天神」エリアからは、ここ〈博多一幸舎西中洲店〉が最も近くて便利。創業の地は、福岡市中央区の「大名」だけど、今現在、中央区の店舗は「西中洲店」以外にないのがちょっと寂しい。「総本店」をはじめ、多くの店舗が福岡市博多区の「博多駅」周辺と空港エリアに集中しているので、ご旅行やご出張で近くにお越しの際は、各店舗(総本店、博多デイトス店、博多駅筑紫口店、福岡空港国内ターミナル店、博多屋台ラーメン一幸舎博多一番街店、ドライブイン一幸舎空港店)へ訪れてみてください。

博多一幸舎西中洲店
住所  :福岡県福岡市中央区春吉3-11-18[地図
営業時間:12時00分~翌3時00分(L.O.翌2時30分)
    :12時00分〜21時00分(L.0.20時30分)※日曜日
定休日 :なし
駐車場 :専用駐車場なし

ラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

福岡の片隅で日常食としてのラーメンを啜り続け、日々頭の中でグルグルとラーメンが廻っています。一日一麺、週間9麺、毎年450麺ほどを食べています。福岡の地元民が日々食べているラーメンをできるだけ多くの方に知っていただきたいという想いから肩肘張らない感度緩めな『ラーメンアンテナ』をお届けしています。少しでも福岡での麺活の参考になれば幸いです。〈 Horii Koji 〉

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