無臭で発酵させるには?生ごみコンポストに入れていいもの、ダメなものを知っておこう!
こんにちは、園芸愛好家のグロ子です。
私は生ごみコンポストをやっています。
収集日を待たずとも生ごみが処理できるので、気温が上がるこれからは本当に助かります。
生ごみコンポストはベースに使い古しの園芸培養土や腐葉土を使い、そこ生ごみを入れて発酵させます。
10年以上やってきて、どんな生ごみなら匂いが少なく順調に発酵するのかが分かってきました。
ぜひ参考にしてください。
生ごみコンポストに入れいいもの
野菜ごみ
キャベツの外葉や芯、ジャガイモやみかんの皮などの野菜や果物の可食部以外
生ごみコンポストが発酵するためには水分が必要なので、水分を含んでいる野菜ごみは理想的な生ごみです。
種がコンポスト内で発芽することもありますが、わざわざ取り除く必要はありません。
ちゃんと撹拌して空気を含ませている限り、野菜ごみは発酵中にほとんど臭いません。
柑橘類の果物ごみは発酵中にいい香りがします。
タンパク質以外の残飯で味付けされていないもの
白いご飯、パン、麺類、パン粉、粉類、出汁昆布
パン粉や粉類は水分過多になってしまった生ごみコンポストを正常にもどしてくれます。
粉類は消費期限中に使い切れないことが多いので、生ごみコンポストで有効利用することができるのはありがたいです。
茶殻
緑茶、麦茶、紅茶、烏龍茶、コーヒーのコーヒーかすなど
お茶殻も発酵中は臭いません。
コーヒーかすは発酵にちょっと時間がかかりますが、発酵中にかすかにコーヒーの香りがします。
卵の殻
卵の殻は発酵して形がなくなることなく、いつまでも形は消えません。
ですが匂いもありませんし、カルシウム分が溶けだすので入れておきましょう。
生ごみコンポストに入れてはいけないもの
魚、肉などのタンパク質生ごみ
魚、肉、卵、チーズ類
タンパク質生ごみは発酵させればとてもいい堆肥になります。
でも生ごみコンポストは設備の整った堆肥工場ではありません。
タンパク質は発酵時にツンとしたアンモニア臭を出します。
発酵が進むにつれて徐々に消えますが、このアンモニア臭はゴキブリの好む匂いらしく、この時期びっくりするほどたくさんのゴキブリが寄ってきます。
私も何回か失敗しています。
家庭でやる生ごみコンポストにはタンパク質生ごみはオススメできません。
調味料、油、調理後の残飯
砂糖、塩、油、味付けをした食べ残しの料理、調理パン
砂糖を含んだものには蟻が来ますし、塩分は土を駄目にします。
(参考過去記事:絶対NG!塩の雑草処理 鉄筋コンクリートに被害も! )
油は生ごみコンポストでは発酵しません。
調理後の残飯も量の見極めが難しく、発酵臭がキツイ場合もあるのでやめておきましょう。
生ごみコンポストに是非入れたいもの
ヨーグルト、納豆
ヨーグルト菌と納豆菌は土をフワフワにしてくれます。
食べ残しがなくとも、空容器をすすいだ水を生ごみコンポストに混ぜるだけで発酵が進みます。
是非有効活用しましょう。
生ごみコンポストに入れてはいけないもの
排水溝に溜まった生ごみ
生ごみコンポストは生ごみを発酵させるもので、腐敗させてしまったら失敗です。
出来るだけ腐敗する原因となる要素を排除しなくてはいけません。
排水溝のネットに数時間あった生ごみは腐敗する可能性があると思われます。
除菌して清潔にしているつもりでも生ごみコンポストには入れないでください。
生ごみコンポストに入れるものを正しく選んで水分コントロールすれば、生ごみは面白いように発酵して堆肥に変化します。
これからは気温が上がるので短期間で発酵が終わります。
簡単にできる生ごみコンポスト、始める方が増えればいいなと思っています。
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