【京都市西京区】粉雪降る中、旬の冬野菜をもとめて西山山麓大原野へ 美味しい食べ方も聞いてみた!
最低気温が1.6度まで冷え込み、早朝から粉雪が舞い、強風の吹く2024年1月16日に旬の冬野菜を求めて西山山麓の大原野へ出かけました。9号線から柿街道に入ると、柿はシーズンオフでありませんでしたが、いくつかの農家が店前に野菜を並べていました。
白菜、キャベツ、菊芋、ねぎ、サトイモなどが並んでいます。もっとも目を惹いたのが葉の付いた大きなにんじんや大根です。農家の販売所はこの荒々しさが魅力ですね! 大根など1本で家族分のおでんや出し汁のしみ込んだ「炊いたん」ができそうです。
白かぶらと赤かぶらも並んでいました。米油やオリーブオイルと出し汁で和えて、大きなかぶでも1つペロリと食べられてしまう「かぶサラダ」にするのがおすすめなのだそう。もちろん自家製千枚漬けもありです。赤かぶの胚軸は白かぶに比べると堅くコリコリっとした食感です。
JA京都中央大原野支店の集荷場前では、「マルシェ大原野」が行われていました。凍結で朝採りができないため、出品は少なめでしたが、葉物類が並べられていました。スタッフさんの話では、菜の花は大原野では「はなな」と呼ばれます。湯がいて辛子酢味噌で和えたり、若い世代は「菜の花パスタ」にしたりするといいます。
ほうれん草は冬の方が甘みが増すのだそう。京都市内の壬生地域の名産として知られる壬生菜も実際の生産地の多くは亀岡や西山地域で栽培されています。「ほうれんそうよりあくが無い分苦みは少しあります。豚肉と炒めるとものすご美味しいですよ」と話してくださいました。
大原野農産物直売所(マルシェ大原野)は、この地域の農業を何とか継続、発展したいとの思いから、「なんやかんや大原野」としてチームを作って、地域住民の人たちを中心に、新鮮、安心、高品質な農産物や加工品が買えるマルシェを続けてきました。2016年より始まった「マルシェ大原野」は8年目に突入しています。
2月、3月は端境期で本来は野菜が無くなる時期になるのだそう。野菜の旬についてもう一度考えてみたいですね! 「マルシェ大原野」は毎月第1・第3土曜日と毎週火曜日に開催されています。ここにきたら野菜の旬がいつかといった学習にもなりますよ。ぜひ一度お立ち寄りください!
「マルシェ大原野」(なんやかんや大原野)(外部リンク)京都市西京区大原野灰方町179 075-331-0211