キャンプチェアの生地が伸びて尻がフレームに当たる問題!百均のPPベルトで補強して弛みを無くす修理方法
キャンプチェアを長く使っていたら、座面シートの生地が伸びてイスの金属フレームに お尻が当たるようになりました。
アウトドアで使う事が多いキャンプチェアは紫外線の影響を受けやすいので、生地が劣化して伸びてしまうのは仕方ないですよね。
でも、シート生地が伸びただけで買い換えるのも勿体ない!
そこで、PPテープ(ベルト)を使って補強修理をしてみました。
この記事では百均のPPテープを使ってキャンプチェアのシート生地の弛みを無くし修理する方法を紹介します。
シートが伸びた理由
イスのシート生地が伸びてしまうとフレームを支える金属バーに当たるようになります。
徐々に生地が伸びてくるので、いつの間にか当たっている状況です。
リーズナブルな価格で販売されているキャンプチェアーには防水シートが貼り付けられた二重構造の生地が使われている事が多いです。
その為、伸びにくい防水シートの方が先に破れて剥がれる事によりシートに たるみが発生するようです。
対策方法
そこで、上記の図のようにPPテープで補強すれば良いのでは?という発想で修理してみました。
使用したのは百均の25mm幅のPPテープです。
価格は110円です。※2024年10月の情報
横方向の補強
まずはシートの横方向を補強します。
PPテープを縫う際には、太い針を使ったりミシンがあれば縫えると思いますが、私は『イージーステッチャー』という革を縫う道具を使いました。
ポイントとして、PPテープはシート生地の耳部分に縫い付けます。
生地の耳は強度が高いですからね。
そして、PPテープの端の余り部分はハサミでカットしてライターで炙っておきます。
斜め方向の補強
次に斜め方向の補強作業も同様に行います。
斜め方向はシート生地の たるみが分かりにくいので、しっかりとシートを伸ばして確認してからPPテープの長さを決めます。
PPテープがシートより長くなってしまうと意味がありませんからね。
そして、PPテープがクロスしている部分も縫い合わせておきます。
作業が終わってから気付きましたが、あらかじめPPテープに両面テープを貼ってシートに固定してから縫った方が簡単でしたね。
剥がれた防水シートを接着
ついでに剥がれた防水シートを百均のボンドで接着します。
百円ショップのセリアやダイソーで販売されているGPクリアというボンドです。
乾燥した後も弾力が残るタイプなので伸縮するシート生地には適していると思います。
ただ、シートの表生地が薄いのでボンドのベタベタ感が染み出す場合があります。
座る前に衣類に付着しないか、必ず確認してくださいね。
少々のベタつきならイスを使っている内に汚れや埃が付着して気にならなくなります。
お尻に当たらない
キャンプチェアに全体重を掛けてもシート生地が弛む事は無く、フレームが お尻に当たらなくなりました。
そして、ベルト(PPテープ)の張りも気になりません。
ちなみに、修理したことを知らない友人にも座ってもらいましたが気にならないと言っていました。
ただ、小さな子供が座るとベルトのクロス部分の間にお尻がスッポリ入ってフレームに当たってしまいました。
必要に応じてベルトの本数を増やしたり、位置を変えると良いでしょう。
最後に
今回の方法はチェアの防水生地が酷く破れていない状況なら意外と簡単に修理することが可能です。
PPテープを縫うのは4か所プラス3か所なので、縫製に慣れていれば それほど時間はかからないでしょう。
もしイスの生地が たるんでしまったら、廃棄する前に修理してみてはいかがでしょうか?