辛い!でも美味い!自己責任で食べる青唐辛子たっぷりのご当地グルメ「うずわめし」は一度食べるとハマる味
静岡県伊東でしか食べられない漁師飯「うずわ」。足が速いうずわは長年地元漁師が食べるローカルフィッシュでしたが、伊東の商店街で2軒、うずわが食べられるようになりました。たっぷりの青唐辛子と一緒に食べるうずわは、辛いけれど一度食べるとクセになるおいしさ!一回で3度楽しめる「うずわめし」を紹介します。
伊東でしか食べられないうずわめし
“うずわ”とはソウダガツオのこと。秋から冬のソウダガツオは脂がのって「赤身の最高峰」といわれるほどおいしい魚です。ただし、赤身魚なので生で食べるには鮮度管理が重要。鮮度が落ちるとヒスタミンが多く生成され、食中毒をおこしやすくなります。
そのため、一般には流通していない、漁港付近でしか食べられない魚です。うずわは漁師飯として長年伊東で食べられてきたご当地グルメです。
地元で食べるだけではもったいないと、伊東の商店街にある「楽味家まるげん」と「伊豆鮮魚商まるたか」でも、うずわが食べられるようになりました。
伊豆鮮魚商まるたか
私が出かけたのは、JR伊東駅から徒歩2分の伊豆鮮魚商まるたか。日曜日の13時前にお店に到着したところ7組ほど並んでいて、30分ほど待って店内に入りました。
店内はカウンターとテーブル。
店内には自分でお皿に好きなネタをとる、静岡おでんもありました。
一番人気は、やはりうずわ定食です。テーブルに座ると同時に、うずわ定食をオーダーしました。
うずわ定食が運ばれてくる前に、食べ方の説明がイラストでわかりやすく描かれた小冊子が渡されました。これを読みながら、うずわ定食を待ちます。
あまり待たずに、うずわ定食が運ばれてきました。
捨てるところがないと言われているほど、全身旨味に包まれているうずわ。見るからにいろんな部位がたたきになっているのがわかります。
お皿には青唐辛子のみじん切り。
まずは、お醤油に青唐辛子を混ぜ、うずわをつけて、お刺身のようにいただきます。
お、辛い!
ワサビとも、辛子とも違う辛さ。ピリッととんがった刺激的な辛さです。
次は、うずわとお醤油と青唐辛子を混ぜて、ご飯の上に乗せ、丼に。
ご飯が辛さをマイルドにするので、その分、青唐辛子の量も増えてしまいます。
辛い!辛い!辛い!
でも、うまい!
壁には「自己責任で食べてください」の貼り紙が(笑)
最後は、99度に熱した出汁をかけてマゴ茶漬けに。
うずわは熱でダマにならないよう、出汁をかけている間は箸でかき混ぜます。ほどよくうずわがご飯と混じりあって、このお茶漬けはおいしい!うずわのカツオ節(宗田節)は、通常のカツオ節より深いコクと豊かな香りで知られているのですよ。その出汁ですからね。おいしくあいわけないんですよね。
この頃になると青唐辛子の辛さにも慣れてきているので、追い青唐辛子が欲しくなります(笑)
箸休みにツボ漬け、魚味噌、魚の煮物も。
あっという間に食べ終わりました。1回で3つの味が楽しめてお得!
伊東でしか食べられないうずわ。これを食べるため“だけ”に、伊東まで来たかいがありました。
伊豆鮮魚商 まるたか
TEL 0557-38-0105
営業時間 11:00~15:00、17:00~22:00
定休日 無休
公式ホームページ 伊豆鮮魚商 まるたか(外部リンク)